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2014年1月 9日 (木)

剪定

毎年のことながら、ブドウ栽培でこの作業が一番骨が折れる。

年が変わってから毎日のように昨年の葡萄の枝を剪定している。

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実は葡萄は、その年に伸びた新梢に実を稔らせる。

だから、毎年古い枝を全て切り落として、新梢の伸びる場所を確保しなくっちゃならない。

それが剪定作業なんだが、この作業には設計思想が求められる。

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古くなった母枝の更新やら伸ばすべき新芽の方向などを斟酌しつつ、均等に枝を整える。

無数の枝を前に、設計思想に基づいて瞬時に残すべきか否かを判断する。

それを逡巡してたんじゃ、忽ちにして陽は沈んでしまうのだ。

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この剪定如何で今年の稔り具合が決まる。

更に大変なのは、切り落とした大量の枝葉の処分である。

ハウスからの運び出しも一苦労だが、山の様な薪は焼却する他無い。

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それも今じゃ薪を必要とする場面は無いから、一日掛けて野焼きするのだ。

ともあれ剪定の終わったハウスの葡萄は、残した新芽にパワーを集中させていく。

未だ緒についてばかりの作業だけど、ともかく寒のうちに済ませたいと急いでいる。

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さて、そんな作業をやりながら葡萄の生き方?に感心している。

人間の場合、長年勤めた職場を去ると途端にやる事が無くなってしまう。

決して楽しいばかりではなかった筈だが、定年退職した途端に体調を壊す人も多い。

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これから悠々自適などと構えるのだが、忽ちにして無気力状態に陥ることが多い。

或いは、大変な仕事をやり終えてホッとした途端に病気になったりする。

何事も、事が済んでしまうと燃え尽き症候群になり易いのだ。

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この点、葡萄はえらい。

稔りを終えると同時に、既に次の年の新芽の用意をしている。

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そうやって、ちゃあ~んと翌年の実りを約束してくれる。

私の切除しているのは、もう燃え尽きてしまった古い枝なんだなぁ~。

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この新年は私も古きを捨てて、新しい枝を伸ばさねばなるまい。

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コメント

凄い量の枝の剪定ですね。
お疲れ様です。

そして自然から学ぶ事の多きに気づきます。

私も古い枝を落とし、新しい枝を伸ばしたいですね。

投稿: ひろ | 2014年1月10日 (金) 06時54分

 そうです!! そうです!!! 新たな飛躍のためには、古い枝を落として新しいスペースを作らないとね。

 何事も、心がけ次第かな。お互いに努力しましょ。 
              山草人

投稿: 山草人 | 2014年1月10日 (金) 09時57分

山草人さん、こんにちは

剪定お疲れ様です。
葡萄の剪定奥が深いですね。
私も古い枝は潔く落とし、新しい枝を
どんどん伸ばして行きたいと感じました

宮古島が近づいてきましたネ
楽しんで苦しんで最高の笑顔で
ゴールして下さい
応援してます

投稿: とも | 2014年1月10日 (金) 12時16分

 ともちゃん、有難う。

 今年最初のウルトラです。途中で何が起こるかゴールするまで分かりませんが、精一杯頑張ってきます。

 宮古島はこの時期、本土の4月初め頃の気候かな。カボチャが育ち、サトウキビ収穫の最盛期です。

 南の風を体一杯吸い込んで、今年の栄養にしようと思っています。

 私の古い枝もすっぱりと振い落してきます。
 今年も、よろしくお願いします。
                 山草人

投稿: 山草人 | 2014年1月10日 (金) 19時19分

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