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2014年1月30日 (木)

ネグレクト

世は、本格的な長寿高齢化社会を迎えている。

更に団塊の世代が後期高齢者となる2025年には、高齢人口がピークとなる。

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長寿自体は寿ぐことだが、現実はそうばかり言ってられない。

介護保険制度が出来て、制度的には一見整ったかに見える。

しかし、この制度にだって圧倒的多数の高齢者を支えるのは無理なようだ。

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俄然、在宅介護の方向に行かざるを得ないのが現実だ。

それに家族の事情も様々で、その皺寄せは弱者〔高齢者〕に否応無く降りかかってくる。

このところ高齢者虐待が増えてきている。

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虐待には、身体的・心理的・性的・経済的、更には放任・放棄〔ネグレクト〕などがある。

その虐待に嫁姑問題や認知症、更には経済問題などが絡んで事は複雑化する。

失業して認知高齢者の年金に依存して生活する人すらいるし、

離婚や兄弟確執もこの世の常となっている。

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介護疲れからの神経症・・・暴力の日常化、介護放棄などなどである。

人間誰もが歳をとって身も心も老化する時が来る。

終活などと言ってられるうちは良いが、それすらも朦朧となる時が来ないとも限らない。

そんな、排泄もままならないあなたの面倒を見る家族の苦労は想像以上のものだろう。

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夜昼無い介護をする方もされる側も疲弊してしまう。

言う事を聞かない高齢者が打たれたとて、その息子や嫁を責めて済む事ではなかろう。

しかしなぁ~、皆でサポートする他無いんだが・・・・・・。

誰だって、明日は我が身かも知れないんだぞ。

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今日はそんなこんなを考える講演会があって、満員の盛会だった。

長寿・高齢化時代への対応は、世界で最初にこの国が直面している課題だ。

介護の世話にならないって生き方ができりゃ、それに越したことは無い。

当面私は、ピンピンコロリを追及しようと考えているのだが・・・。

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コメント

ピンコロリって、難しいよね。。

兄貴、介護や病気で苦しんでいる方には、共通のものがあるかもしれない。。

先日、米寿となる叔父叔母を見舞いました。
寝たきりになっても心病ない叔父。。
テレビの相撲が楽しみ。見舞いに来る人も楽しみ。
あと何回会えるだろうか?
私も後悔のないように最善を尽くそう。
今後は精一杯生きてるからね。

投稿: ひろ | 2014年1月31日 (金) 06時16分

 人間は案外弱いもので、自分は体の弱った年寄りの虐待なんてするもんかって思っていても、疲労が重なったり、認知が理解できずに、ついつい声を荒くしたり、時には手を上げてしまったりする。

 年寄りを労わると言うのは、実は自分の生き様とも重なるんだが、中々骨の折れるものらしい。

 それで多くの世帯で施設に放り込んでやれやれってのが、介護保険のかなりの部分かな?

 それを商業化してひたすら延命だけをさせる施設側にも課題は多いし、これからの介護保険制度そのものの継続すら黄色信号がともる。
 自分の最後をどうするか、その時には自分で決められないのも問題だね。

 でもさ、ピンピンコロリを目指す生き方ってあると思うんだ。
               山草人

投稿: 山草人 | 2014年1月31日 (金) 08時42分

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