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2014年3月22日 (土)

サンドバイパス

河口閉塞対策と養浜を目的とした日本で初めてのシステムが登場した。

昨日は県知事以下多数が出席して竣工式が開催され、

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大漁旗のなびく海岸の会場に、私も地元代表として末席に連なった。

太田川の河口に堆積する土砂をジェットポンプで液状化し、

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スラリー状態にして2.2km先の海岸まで圧送するのである。

総工費40億円で起工から5年を費やしての完成である。

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河口閉塞は全国の河川で見られる現象だから、

この施設には実証実験の意味合いもある。

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この施設で、一年間に8万㎥の土砂を移動させるのだと言う。

ともあれ袋井太鼓の演奏に始まって、国会議員やら何やら来賓の祝辞だけで8名。

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この地域の名士を総ざらい集めたような式典であった。

ところで私達の生活の便利さは、その多くが自然の改変によってもたらされたものだ。

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例えば上流にダムを築いて貯水し、利水や発電をする。

お陰で干ばつが無くなり工業用水も飲料水も不足することが無くなった。

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だがこの国の海岸は、押し並べて河川からの土砂供給で作られたものだ。

しかるにこのダムが、この土砂供給を止めてしまったのである。

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結果として海岸は痩せ細り、台風の度に防災工事に追われる事態に至っている。

同様に火力発電は地球の炭酸ガス濃度を高め、原発も又廃棄物で苦しんでいる。

ことほど左様に、人類は常に自然との知恵比べをしているかのようだ。

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さてこそ知恵を集めて一丁二石を狙ったサンドバイパスである。

難題打開の切り札となるかどうか・・・・盛大な竣工式はその期待の故であろうか。

自然の力への人類の挑戦でもある。

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