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2014年6月14日 (土)

宗教国家の夢

奈良時代は聖武天皇の時代、全国60余国に国分寺・尼寺が造営された。

仏教と言う新しい文化で国を治めようとしたのである。

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きらびやかな堂塔伽藍を配し、国分寺には20名の僧侶、尼寺には10名の尼僧をおいた。

僧侶は国の公務員であり、恐らくは豪族の子弟であったろうか。

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仏教国家ブータンを想像している。

かの国では仏教を国教とし、学校は全てお経を唱えることから始まる。

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仏陀の教えに基づいた国の運営だから、山国なのにトンネルが一つもない。

仏の宿る山(神体)に穴を開けることは御法度だからだ。

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だからクネクネとした山道ばかりだし、そこに牛でも寝ていようものなら、

車は牛が退くまでじっと待つしかない。

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輪廻転生で、その牛がこの間亡くなったお爺さんの生まれ変わりかも知れないからだ。

事ほど左様に生き物を大切にする。

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仏教は極めて内を極める優しい宗教であって、

キリストやイスラムの様にやたらと諍いを起こさない。

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聖武天皇が何を思ったのかはともかく、仏教こそがこの国を救いうると考えたのだろう。

ともあれ遠江国の国分寺・尼寺が私の住む磐田市に築かれていたのである。

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741年に東西180m南北253mの回廊の中に、

金堂や講堂、五重塔を持つ壮麗な寺院が生まれた。

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しかし819年に火災があって、そのご再建された形跡はない。

恐らく、聖武帝の崩御と共に次第に国家仏経熱が冷めて行ったのだろう。

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今、この国分寺を再現させようと言う運動がある。

そのグループが中心になって、年に一度国分寺祭りを開催している。

今日がその国分寺祭りで出かけてきた。

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しかしながら、たかだか70年余で忽然と消えてしまった歴史を再建すべきか否か?

歴史とは、本当は自分達の事を考える為にある。

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