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2014年7月 9日 (水)

胡瓜〔キュウリ〕

時ならぬ巨大台風8号が近づいて、

塩害で作物が全滅した一昨年の台風を思い起こしている。

今日まではキューリもゴーヤもナスもオクラも、みんなすくすくと育っているのだが・・・。

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実は今年は、例年のオクラに代えて次々とキューリを育てているのだ。

春先のハウスで育てたキュウリは、既に暑さとウドンコ病と虫にやられてしまった。

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それで現在は畑で段階的に育ててるんだが、この台風で果たして生き残るのか否か?

ともかく毎日のように数十本の収穫があって、そいつを女房が金に替えてしまう。

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キューリは大部分が水分だからか、その成長力の旺盛さには感心する。

幼果の花が終わると瞬く間に収穫期を迎え、忘れていると黄色く図太い瓜になってしまう。

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毎朝畑を回って収穫して歩くのだが、これが又実に清々しいのである。

さてキューリの原産は、胡地とされる西域である。

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漢の時代に長安に伝えられ、故に漢字では「胡瓜」と書く。

じゃ何故日本で「キューリ」と呼ばれるかと言うと、それには深い訳が有る。

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3世紀に胡人が後趙国を建国したのだが、この異民族の王が胡瓜の名を嫌った。

もともと華人は異民族に蔑称をつける習いだが、「胡」の字には「たわごと」の意がある。

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それで黄色い瓜だから「黄瓜」と呼ぶべしとされて、それが奈良時代にこの国に伝わったらしい。

もっとも今日の食卓には黄色く熟した瓜はなく、未成熟の青いのが並ぶ。

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私達が口にしている一本のキューリも、元をただせばタクラマカン砂漠を渡って、

しかも中国大陸の異民族支配の歴史まで背負っているのだ。

漬物にもサラダにも、そして寿司ネタにしても歯ごたえが良くって美味しい胡瓜。

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とは言え、私の口に入るのは出来損ないの屑ばっかりだけど・・・・。

それにしても、キュウリの歯応えは絶妙だね。

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