落花生
落花生を育てている。
薩摩芋と同様に保育園児達のための物だ。
薩摩芋は既に子供達が収穫して、畑は彼らが踏み均して広場のようになっている。
それで今日は、落花生の収穫に子供達がやってきた。
落花生は、咲いた花から一筋の管が降りて地中に入りその先に実をつける。
花が落ちて実を生らすから落花生と呼ばれる。
少し珍しい生態の植物なんだけど、そんなことを保育園児に説明しても分かる筈もない。
実は、落花生の収穫はもう少し秋が深まってからと考えていたんだけど、
二羽のカラスが引っ切り無しにやってきて、穿り返してピーナツだけを食べてしまう。
それで止む無く、収穫しようよって事になったんだ。
子供達は「ピーナツ、好き!!」とか言いながら株を引き抜くのだが、
どうも自分たちの食べるピーナツと地中の落花生とはイメージが結びつかない様子だ。
しかし最後は、段ボールに何杯かの収穫物を持って、意気揚々と帰っていった。
はて、この収穫物は誰が食べることになるのだろうか?
ともあれ、これで葡萄に薩摩芋、落花生と今年の教育ボランティアは終了である。
今週から少しずつ畑を耕しなおして、白菜と玉ねぎの畝を作ろうと思っている。
葡萄が樹に成って、薩摩芋は蔓から繁殖し、落花生が花が地中で実をつけるように、
子供達にも様々な個性があるし、その生育環境にもかなりの差がある
子育てに熱心な母親の一方で、まったく??無関心な親だっている。
実は先日、地区社協の主催で子育て支援講演会を開催したんだけど、
小学校・幼稚園・保育園の全員に開催通知を配布したのに、集まったのは30人足らずだった。
幼児を抱える母親のために、保育コーナーだって準備したんだよ。
仕事が忙しいとか、スポ少があるとか色々と事情はあるのだろうが、
それにしても幼児教育が強調される昨今、その理解不足に呆れるほど驚いた。
子供は学校任せにして自分勝手な生活をし、気に入らなければモンスターだ。
苛め防止法ができたが、子供の人間関係のもつれをイジメだとねじ込む親馬鹿。
一体全体この国の家庭教育はどうなっているんだろうか。
そんなこんな考えると、子供たちの教材作りに汗を流すのも何だかむなしい。
父兄の一人として「手伝いましょう」なんて人はいないしね。
しかし、誰かがやらなきゃ・・・・と思いつつ、多分これからも続けるだろうな。
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