HALLOWEEN
今日は、言うまでも無くハロウィンの日である。
元々は古代ケルト人〔アイルランド〕の秋の収穫を祝うお祭りが由来らしい。
ハロウィンと言えばカボチャのオバケが定番だけど、
かつてはカブを使っていたようで、アメリカ大陸発見以降にカボチャになった。
これをくり抜いて目鼻をつけ玄関前において、悪魔祓いをする習慣から始まっている。
このハロウィンが、この日本でも各地で盛大に行われるようになった。
西洋の歳時記が何時の間にか定着しつつある訳だが、
四季折々、この日本列島には沢山の季節の行事があった。
その多くは稲作と密接に関わっていて、
正月を祝い、田起しから七つ粥に始まって・・・・・・秋の祭りから大晦日へと年中続くのだ。
神事から祭事・仏事と生活の中に何気なく挟まって、日々に彩を添えていた。
いずれも自然と共に生きてきた人々の営みだったはずだが、
経済発展に伴う生活環境の変化と共にその多くが衰微してしまっている。
娯楽が増えたことも、昔からの行事が無くなっていく一因でもある。
その一方でクリスマスやハロウィン、バレンタイン・ホワイトデーなどと、
幾分商業主義と結びついた行事が盛んになっている。
ともあれ四季折々の季節の行事は、淡々と流れる日々の大切なアクセントになっている。
朝起きて一日働いて、食べて眠って・・・・
私達の営みは色々とドラマもあるとは言え、それ自体けっこう退屈なのかも知れない。
歳時記は、その日々の生活に句読点を打つ役割を果たしている。
そういう意味では、時代や生活に即した行事を楽しめば良い訳である。
先日、ハロウィンキャンペーンをやっているレストランを見つけた。
それで早速、家族全員で繰り込んでハロウィンの恩典に浴することにしたのである。
普段は仮装を楽しむなんてできないが、ハロウィンを決め込めば堂々と出来てしまう。
何も西洋の祭りだからって堅いことを言ってなくっても、要は人生を楽しめば良いのだ。
そういう意味では、日本人は若者を中心に極めて合理的な生き方をしているのだ。
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