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2014年10月 8日 (水)

生涯時間

謡曲「敦盛」に「人生僅か五十年」と謡われた様に、そんな時代が長く続いた。

そんな時代に長生きした徳川家康は、お陰で天下太平を磐石に出来たのだ。

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その家康没後400年になるが、今日の寿命は当時とは比較にならない程長くなった。

お陰で、古希が近くなりつつあるのに、あの世は未だずぅ~っと先だと思っている。

そうして年金や医療保険制度の上に胡坐をかいて、

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惰眠を貪りながら馬齢を重ねていると言っても過言ではない。

家康は熾烈な戦国時代を生き抜いた男だから戦達者は勿論のこと、Img_0416

人間の性格や心の機微に通じ、その上での政略展開で徳川時代を創り得た。

秀吉の短命と比べるまでも無く、まさに長寿の一大成功例と言っても良いだろう。

今日この時代、44万時間程度だった人の生涯時間は75万時間程になった。Img_0405

大病しなければ90歳超も可能だから、長すぎるほどに長くなったとも言える。

そもそも、今日の諸々の制度を構築した高度成長経済の頃には、Img_0415

こんな長寿時代は想定していなかったのではないか。

だから人口爆発でも起らない限り、制度の破綻が危惧されるのは当然のことだ。

問題は、長くなった寿命を生かす仕組みが出来ていないことにある。Img_0394

定年は依然として原則60歳のままだし、年金支給だってあんまり変わってはいない。

ところで、世の団塊の世代は、

かつての経験を世のため人の為に生かし得ているだろうか?Img_0393

彼らがその気になればボランティアだって何だって出来るはずだ。

その方が、健康寿命が長くなって医療保険だって助かるだろうし、Img_0382

第一この国全体が活気付くのではないか。

早々の定年に甘んじたのはと已む無いとしても、Img_0348

その後の長ぁ~い「余生」を若い人達に負ぶさって生きるのは心苦しい。

長寿になったとは言っても「生年 百に満たず」であり、その持ち時間は限られている。Img_0321

たとえ老いたとしても、可能な限りの自活を目指そうではないか。

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