« 巨大なおもちゃ箱 | トップページ | 時代と人 »

2014年12月 2日 (火)

極東の華

近代都市東京をマラニックしながら、明治以降のこの都市の変遷を思っていた。

明治以降と言っても、たかだか150年にもならないんだから、つい最近のことだ。

Img_0353

1853年に東京湾に姿を現したペリーの艦隊は、人々に圧倒的な科学の力を見せ付けた。

Img_0356

幕末の維新への原動力はその外国からのインパクトであったし、

Img_0352

以降、その欧米の持つ科学的合理主義への脅威と憧れが、この国を突き動かしてきた。

Img_0276

明治から昭和にかけては、文明開化と富国強兵にひた走って戦争の辛酸を舐めた。

Img_0354

戦後は米国の圧倒的な物量と自由経済主義に瞠目したのだが、

殊にマンハッタンの高層ビルや自家用車、食料を含めての諸々の生活用品だった。

Img_0360

その自由で開放的なアメリカを追い求め、その結露がこの東京になったんだろう。

Img_0369

この間ずっと「舶来」は憧れだったし、ほんのついこの間まで、ジョニ黒などの洋酒や

英国の洋服生地、アメリカ煙草などと言った舶来品を極上として礼賛してきた。

Img_0368

そう言えば、到来物のジョニ黒を開けられずに、応接間に飾っていたなぁ~。

Img_0379

そもそも「舶」の字には、遥々船で運ばれてくる白人文明のイメージがあった。

明治以来、極東のこの列島に住む人々は、誰もがそうやって、

Img_0378

追いつけ追い越せと深刻な顔付きで生きてきたのだろう。

Img_0287

グローバルな時代になった今日であっても、それは形を変えて

エルメスやルイ・ヴィトンなどへの憧れとなって続いている。

Img_0381

それ程に物も思想も、はたまたファッションや芸術も素晴らしいと考えてきたようだ。

Img_0419

しかし今日のこの東京の姿を見る限り、

舶来と言う言葉は既に死語になったと言えるのではないか。

Img_0403

英国のロンドンやドイツ・イタリアの都市と比べても、これ程進化した都市は無かろう。

Img_0279

もっとも、一極集中が際立っているに過ぎないという見方もあって、・・・・・

確かに戦後の日本は、かつての富国強兵と同様の勢いで東京を膨らませてきた。

Img_0283

結果として地方の人口減少や希薄化、一次産業の衰退を招いたとも言えるだろう。

しかし極東のこの国が、150年でこれほど変化するとは誰が考え得ただろうか?

仮に今、ペリーがお台場の海に再来したとしたら、如何なる言葉を発するだろうか。

Img_0290

極東の地に世界屈指の都市の華が出現しているのである。

ちなみに極東とは、ユーラシア大陸の東端の更に東のはてであって、

西洋から見ての僻地の表現である。

|

« 巨大なおもちゃ箱 | トップページ | 時代と人 »

歴史」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 極東の華:

« 巨大なおもちゃ箱 | トップページ | 時代と人 »