人恋し
今日の街には突飛なコスプレ溢れ、ハロウィンを楽しむ人々が居る。
ケルト人の魔除けなどなんのその、仮装そのものを楽しむお祭りになっている。
「常日頃の自分と違う自分になってみたい」そんな願望が誰にでもあるのだ。
一時の仮装で別人になど成れる筈がないのだが、儚いひと時の戯れなのである。
別の人間になれるかどうかは、実は人と人の関係性の中にあって、
人からもっと別の視点から見てもらいたいと言ういじらしい願望てもある。
人間は不思議なもので、自分の為に生きているようで、実は人のために生きている。
極端な場合には、人のために自分の命を捨てる事さえ出来る存在なんだ。
良い例ではないが、あの太平洋戦争で死んでいった多くの若者は、国に残る家族の為にと信じて死んでいったのだ。
死ぬのは極端にしても、人の為に生きられるならそれ程幸せなことは無い。
ともあれ、人のために役立っているって気持ちは、私達の存在に不可欠な心である。
私が毎日の様に汗を流して畑を耕すのだって、誰かに喜んでもらいたいからなんだろう。
それはさておき、明日はいよいよ小笠山トレランである。
それで早朝から山に入って、迷いそうなカ所に白線を引く作業で汗を流した。
草を刈り邪魔になる枝をどかして、スズメバチを駆除してきたが、最後の仕上げがこれだ。
天気も良さそうで、エイドの準備も含めて皆さんを迎える準備は整った。
自分たちのホームコースに多くのラン仲間を迎えるのだから、私達も少し鼻が高い。
明日は、少しばかりこの山が賑やかになるのだ。
それだけでも、人恋しく嬉しくなるのだ。
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