修験者の道獅子ヶ鼻
私の住む磐田市最北部に獅子ヶ鼻公園があることは知っていたが、
これまでその奥の院にまで行ったことが無かった。
今日は天浜名線敷地駅から獅子ヶ鼻、そして森町のもりの湯への21.4kのマラニックだ。
朝9時、晴天の敷地駅に集まったのは40名余で、やはり楽しい仲間達ばかりである。
一路獅子ヶ鼻を目指して走り始めたが、何故か幾分体が重い。
それでも獅子ヶ鼻の真下に着く頃には薄っすらと汗をかいて、少しずつ足が上がってくる。
その崖の真下から一気に急な階段を上って、そこからの10k前後が正に登山道になる。
今朝までの雨でしっとりと濡れた斜面は滑り易く、かなり慎重に岩山を昇り降りしていく。
これまで私の知っていた獅子ヶ鼻は入り口の部分だけだった訳で、
奥の院の虫生までは変化に富んだ行者道が続くのである。
それに途中には屏風岩や浮石、蟻の渡り戸、獅子の口、こうもり岩などと奇岩が続く。
かなりスリリングな所もあって、結局この山を抜けるに2時間半を費やしてしまった。
穏やかな里山のイメージは一変して、流石に行者の行き交った道なんであった。
その険しいトレッキング道も、群れを成しての歩き走りでかなり楽しむことが出来た。
虫生の村に降りて、そこのバス停でしばしの休息と昼食を済ませ、今度は森町に向かう。
森町のゴールまでは10k程度で、今度は舗装道路を安心して三々五々走っていく。
トレッキングが余りにもエキサイティングだったから、もう既に慣らしの走りになっている。
ゴールの森林の湯には13時30分頃だったか、ゆっくりと湯に浸かって疲れを癒す。
やがて休息室に集まって、やはり何時もの懇親会が始まる。
町の人達のカラオケルームにもなっていて、なかなか見事な歌が続くお蔭で・・・・・
しかし昼過ぎから風呂に入ってカラオケを楽しむ人達、私達だって同じ様なものだが・・・、
人間はこうやって生きていくんだなぁ・・・なんて冷めた目で見ている自分が居る。
ともあれ、今日も精一杯走って、みんなと楽しんで、一日が終わるんだから文句はない。
やはり私達は、「今・ここ・自分」なんだと納得している。
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