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2016年8月29日 (月)

ゆっくりの贅沢

私の地区の小中学校では今日から新学期が始まって、朝の立哨の再開である。

子供達にとって夏休みは、進級と同程度に変化の契機となるらしく、みんな生き生きとした顔をしていた。

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まだまだ暑い日が続いているが、ともかくも夏休みは終わって季節は秋へと移って行く。

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久しぶりに子供の顔を見てフッと「毎日この子供達の顔を見られるのも、ちょっとした贅沢だな」と思った。

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立哨が無ければ、子供達の通学風景などは車窓の一瞬景でしかなかろう。

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しかし、ここには人と人とのやり取りがあるのだ。

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思えば、速いと言う事が美徳である風潮(例えば仕事を速く片付ける。試練問題を素早く解く。)

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がずっと続いてきて、文明の利器とも相俟って私もそういう生き方をしてきた。

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速い事は確かに効率的だが、気持ちのゆとりとか人と人との関わりを希薄にしていく。

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否そればかりか、空間とか時間を想像以上に圧縮してしまって、印象を薄くしてしまう。

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例えば昨日までの浜松縦断走では、車なら2時間弱の所を10時間余を費やして辿った。

お陰で、途中の五平餅屋さんや土地の人々とのやり取り、トンネルの長さ、

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町と街の距離、棚田や山の上の住居、小さな滝や人工湖の大きさなど、日頃見落としていたことに気付く。

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勿論仲間と呼吸を合わせてのランだから、お互いの心情は鮮明に表れて親交はより深まる。

瞬時にして遠距離を移動できる便利さとは別の、野次北道中の豊かさも棄て難いものだ。

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思えば現役時代には、一歩でも先を争って忙しい日々を過ごしてきた。

時代に煽られていたのか、それとも気持ちだけが急いていたのか、結果として人間関係も 疎遠になったようだ。

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しかし今、何でも速ければ良いってもんでもなかろうと思うようになっている。

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時間はかかっても深く理解し、内容を充実させるって生き方へ徐々に変わってきたのかな。

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