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2016年8月17日 (水)

モンゴル余話

今回のモンゴルの旅も、いよいよ思い出の彼方のものになろうとしている。

この13日間書いてきたことで了とすべきだが、未だ何だか書き足りない気分でもある。

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モンゴルで最も印象的だったのは、杞憂を思わせるほど壮大な星空の広がりだった。

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モンゴル人も北極星をアルタン・ガダス(黄金の杭)と呼んで、星空に神意を感じているようだ。

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チンギス・ハーンの祖先、ボルジギンを産んだアラン・ゴアは、ゲルの天窓から差し込む星の光によって妊娠したとされ、この降る様な星空がこの民族を育んだのだろう。

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ところで、民族の不思議とでも言うべきことを思っている。

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1206年には、高々300万人程度の民族が世界帝国とも言うべきモンゴル帝国を起こしたのであり、

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はたまた近世に至っては60万の満州族(女真人)とモンゴルの連合体が「清」を建国するのである。

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文明・文化も遥かに未開であったはずの彼らが、長期に亘って中国大陸を支配する不思議は如何か。

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果てなく続くうす緑の高原には人影など稀であって、しかしその広大な高原が民族のエネルギーなのであった。

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この高原を馬で疾駆するとき、人々は或いはロマンとでも言うべき感情の高まりを得るのではないか。

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京大の3高寮歌に「紅萌ゆる 岡の花 早緑匂う岸の色・・・通える夢は崑崙の 高嶺の彼方 ゴビの原」とある。

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夢はモンゴル高原の遥か彼方・・・、青年よ大志を抱けと言うことであろうか。

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確かにモンゴルの高原は、無限とか永遠を思わせる広がりがあるのだ。

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さても、我々はそのモンゴルの一角で非日常的な何日かを過ごした訳だが、

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毎日トレッキング三昧のその日々が、その澄み切った空気と共に懐かしく思い出される。

モンゴルのこの季節は、実に過ごしやすいのだ。

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国籍の隔てなく寝食を共にし20カ国の人達も懐かしく、中には際立って目立っていた人もいた。

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テンションのすこぶる高かった中国人女性は忘れられないが、やはり英語力が物を言う。

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言葉が通じなければ、本当の意思疎通は出来ないのだから。

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それも含めて、仲間の皆さんに助けられて、今回は得難い体験をしたと言うべきだろう。

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同行の皆さんに感謝しつつ、私のモンゴル紀行を閉じることにする。

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コメント

山草人さん、モンゴルではお世話になりました。お腹を壊されたとのこと大変でしたね。もう大丈夫ですか。私もお腹は壊さなかったのですが、溶連菌という菌が原因の扁桃腺で帰国後のどの痛みと熱にダウンしましたが、これも水が原因だったような気がします。それにしても雄大な大地と馬やヤクの群れ…レースは半分も行けませんでしたがトイログのキャンプ生活を十二分に堪能しました。良い思い出ですshine

投稿: そよ子 | 2016年8月17日 (水) 18時37分

 私も喉が痛かったのですが、さすがにもう盤石になりました。それにしても、溶連菌というのは凄い威力ですね。この私が一週間近く往生したんですから。
 体調が戻って次のチャレンジは登山。甲斐駒ケ岳に。それも最難関コースを制覇するつもりです。登山が終われば、次は丹後100kと続きます。そよ子さんも、佐渡への大一番が待ち受けていますよね。はて、今度こそ頑張れるんじゃないでしょうか。次は、あの橋の上でお会いしましょう。
              山草人

投稿: 山草人 | 2016年8月18日 (木) 18時44分

自分はレース当日早朝下痢。家内伴走中も下痢。翌日回復。家内はその時は下痢無し。帰国後成田で不調。家たどり着くのに少し苦労。東京でもう1晩寝るかとも考えましたが、強行帰宅。その夜よりコンコンと48時間も眠れる森の美婆でした。目覚めてから首のリンパの腫れひどく医者に行き一番キツイという抗生剤飲み回復。ほとんど全滅ですね。追想録の付録アンコールしときますね。岩チャンや私等は実名で書いても全然ノープロブレムです。

投稿: 奥 | 2016年8月19日 (金) 17時31分

ついでに家内お熱は40度寸前がまる2日。
恐ろしい菌ですね。自分のはかなり軽症だったのですがね。
奥幸二

投稿: 奥 | 2016年8月19日 (金) 19時14分

「モンゴル紀行」いろいろな体験記と情報をありがとうございました。 ラン含め体調が悪くなり発熱・下痢等で大変な日々を過ごしてボチボチと普通の生活になってきた?ちょっとした休養できたことで思い切り走る喜びも出てくるのではないでしょうか? まだ暑いですから無理しないでマイペースランを楽しみましょう!

投稿: gaku | 2016年8月19日 (金) 23時12分

 岩田さんが最初に倒れ、続いて隣に寝ていた奥さんが、「アレ、これは伝染病かな」って思いました。次いでk地さん。結局今回のツアーの参加者全員が溶連菌の被害にあったようですね。症状の軽重はともかくそれぞれ私も含め大変な思いをさせられてしまいました。扁桃腺を晴らして苦しんだ「そよ子」さんも。私もやっと体調が回復してきたところです。
 奥様は向こうではあんなに元気でしたのに、それは大変でした。それに幸二さんの奥さん孝行ぶりには感心させられました。
ともあれ、そんなこんな含めて良い経験になりましたね。
                 山草人

投稿: 山草人 | 2016年8月20日 (土) 22時33分

 gakuさん、もう大丈夫です。今さっき駒ケ岳から帰った所です。怖い思いを一杯してきました。
 今度は丹後ですが、ご一緒しましょう。詳細は後日連絡します。
               山草人

投稿: 山草人 | 2016年8月20日 (土) 22時35分

良かったです。 では京都丹後happy01scissorsよろしくお願いまっす楽しみにしています)

投稿: gaku | 2016年8月21日 (日) 20時20分

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