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2016年9月19日 (月)

鯖の道

京丹後から車で東に一時間ばかり、そこが若狭湾の中心・小浜である。

かつ日本海でとれた佐波を薄く塩にして京都まで担って運ぶ幾つかの道筋があった。

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鯖街道と呼ばれ、小浜から京都の出町までの18里(72k)の道筋である。

鯖ほど傷み易い魚はない訳だが、その鮮度を競って多くの運び屋が京の食を支えていた。

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100kランの帰り道、その小浜の町に立ち寄って、思ったことの一つは鯖の道は文化の道でもあると言うことだった。

小浜には寺町と呼ばれる一角があって、14〜15の名刹が散らばり、いずれにも秘仏とされる貴重な仏像などがある。

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たまたまその公開がされていて、私達は明通寺(真言宗御室派)を訪ねたのである。

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寺暦は延暦の昔、紀元806年に時の征夷大将軍坂上田村麻呂公が創建とある。

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現在の本堂や三重塔は鎌倉時代(1258)に再建されたものだが、いずれも国宝である。

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檜皮葺の屋根が美しく、往時の文化や技術の粋を想わせる。

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それに多くの寺が残っているのも、大陸からの文化の移入を想起させ、京都と密接な関係を連想せざるを得ない。

米国のオバマ大統領が登場して話題になった町だが、かつて北前舟で栄えた日本海の玄関でもある。

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更に辿れば、梅田雲浜や杉田玄白の出生の地でもあって、文化度はかなり高かったのではないか。

丹後の宮津なども同様だが、江戸期までの北前船(物流)が明治後鉄道などに置き変わって、

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何時の間にか「裏日本」になってしまったのが、この地域一体なのである。

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丹後の人達も高齢化と過疎化、産業の空洞化に悩んでいたが、地域の盛衰も産業の盛衰よって一変してしまう。

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経済成長などしなくても良いと主張する人達もいるが、やはり一定のフレキシブルな産業が必要なのである。

産業がなくっちゃ、町は成り立たない。

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コメント

いろいろありがとうございました。心強い仲間(先輩)と共に「TI-TAN」10回完走と云う快挙(偉業)を手にすることができたこと(幸せ!)健康でいられる自分・家族そしてランの仲間の人たちに感謝ですね!これからもよろしくお願いします。

投稿: gaku | 2016年9月19日 (月) 20時57分

 こちらこそ、ありがとうございました。皆さんに助けられて、私もタイタンの仲間入りができました。
 八ヶ岳も大変なコースですが、丹後は更に困難なコースになったのではないかと思っています。あの熱暑の中を苦しんだ事や台風前の豪雨の中を泣きながら走ったことなどを思いだします。
                山草人

投稿: 山草人 | 2016年9月20日 (火) 08時38分

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