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2016年11月 5日 (土)

ストレイ・シープ

私達も羊も、安全に生活するために、大概は群れて生活している。

人間関係など何かと煩わしいが、その方が生きていく上で都合が良いからである。

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特に島国に生まれた日本人は、昔から「長い物には巻かれろ」と大衆迎合の傾向が強い。

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烏合の衆と言うが、集団と言うものは一旦動き出すと何処まで暴走するのか分からないところがある。

日露戦争後のこの国の在り様は、まさに戦争に向かって突き進む烏合の衆と化していた。

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冒頭から話が走ってしまったが、独りで生きる(迷える羊)ってことを考えている。

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戦前だって、これは「間違っている」って思ってた人は大勢いたに違いないのだが、ほとんどの人は、何も口に出すことさえできなかった。

北朝鮮に暮らすのと同様に、自らの身の危険を意識せざるを得なかったからである。

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今日ではそんな心配はいらないのだが、それでも人は群れて生活している。

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自立出来ている人でさえ、ボッチ状態が居たたまれないからだ。

私自身も、これまでずぅ〜っと、あちこちの群れの中で生きてきた。

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だけど、よくよく考えると自分の心の中には、実は何時も独りボッチの羊が住んでいた。

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その羊が、みんなでワイワイやっている時だって、寂しく俯いて草を食んでいるんだ。

それで、本当の自分は、その羊なんじゃなかろうかって思うんだ。

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羊はほとんど抵抗する術を持たない動物だから、群れで生活して危険分散している。

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そいつが一頭でそこいらをうろついていたら、肉食動物にとっては格好の獲物だ。

人間も、左様に弱く傷付き易い動物であって、「俺は強い」なんて思い上がっちゃいけない。

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だからいつも謙虚に、自分はストレイ・シープなんだって、思いつつ生きてきた。

かなり老いぼれになったが、それでも奴らに食われないで生きている。

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何処まで行ったって、人間は一人で生きる様に出来ているんだ。

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コメント

はい。
肝に銘じておきます!

投稿: かわい | 2016年11月 5日 (土) 19時16分

 かわいさんは、気丈だからどおって事ないでしょう。。でも人間って奴は、実は強がり言う人ほど、寂しがり家で孤独なんだと思う。
 現役時代に、偏屈で殊更えばりたがる人間がいたけど、彼はもの凄く孤独な人間だった。
 やっぱり、人は孤独なんだって処から出発すれば良いんだと思う。ところが、兎角虚勢を張っちゃう。人間なんて、そもそもが弱い存在なんだから。
               山草人
 

投稿: 山草人 | 2016年11月 5日 (土) 19時28分

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