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2016年11月27日 (日)

雪の思い出

今年の初雪は随分早かったが、この遠州で雪が積もるなんてことはめったに無い。

それでも富士山はしっかりと雪化粧し、オッ冬が近いぞって気分にさせてくれる。

先日、一足早く福島の氷玉峠で雪に遭遇し、戯れに雪を投げ合う真似事まで体験した。

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勿論とっても寒くって早く峠を下りたかったのだが、落葉の敷き詰められた中の雪はおつで、

俄かには立ち去り難かったのである。

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雪深い福島の皆さんには申し訳ないが、遠州では雪は数十年に一度の珍事だ。

その雪の記憶は、私の成人式の日(50年前)まで遡らねばならない。

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その日は前日にクラブの合宿か何かで静岡に泊まって、成人式の為に朝帰りした。

成人式の内容はすっかり忘れたが、辺り一面の銀世界のキラキラを今でも覚えている。

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その雪が、人生初めての体験でもあり、

何だか自分の未来を祝福しているようにも感じられて、とても印象的だったのだ。

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以来、雪(殊に初雪)には新鮮な若さを感じるのである。

そう、小春日和の空に咲く白玉の花のように。

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外は瀟湘と雨が降っていて、何だか今年はこの地域でも雪が降り(積もり)そうな気がする。

初雪に因んだ七言絶句を探すと、林羅山の『初雪』と題する句があった。

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 非霜非露乱如綿 (霜にあらずして露にらず 乱れて綿の如し)

 淡白軽飛欲浥煙 (淡く白く軽やかに飛んで あたりの霧を湿らせる)

 菊後無花誰解道 (菊の後花無しとは 誰が言ったのか)

 玉英先発小春天 (白玉のごとき花が 小春日和の空に舞って)

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コメント

指先が凍える寒さも頬に突き刺すような氷雨も想い出になると良かった!と思えて愉しく満足感に浸れる私です。

走りの中に歴史や文学の知識を与えていただきありがとうございます。
後になってもう一度反芻するのですがなかなか脳内に残らずです。
これからも脳内刺激をお願いいたします。

下野街道下見ランお疲れ様でした。
寒い日には熱燗で温もって下さい。

投稿: 那須のアッキー | 2016年11月27日 (日) 23時15分

アッキーさん、会津では何から何までお世話になりました。お蔭で、良い旅が出来ました。
 そうですね、雪の思い出と言うよりも、アッキーさんとの思い出だったのかも知れません。
 それに「宿場」には、時の流れの宿命の様な感慨があって、時代の変化と共にそこの誰もが失業してしまうんだから大変だよね。大内宿は、そういう意味でよく残ったと感心しています。お疲れ様でした。
              山草人

投稿: 山草人 | 2016年11月28日 (月) 08時15分

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