秘密と情報
私には、人に言いたくないことはあるけど、幸か不幸か取り立てて秘密ってものは無い。
しかし、このネット社会では「情報」が一人歩きし、自己増殖さえする時代だ。
少し前国会に「機密保護法」が上程されて、野党とマスコミが大反対を繰り広げた。
私には反対のための反対に見えたが、今、その秘密が世界的な話題になっている。
一つは言うまでもなくクリントン候補の「メール問題」だが、私達には何のことやらピンとこない。
本来機密が保持されるべきやり取りを、個人のメールでやり取りしたから、それは犯罪だと言う事らしい。
つまり、公的なことを私的ツールで扱ったから、それは国家機密の漏洩罪と言う訳だ。
場合によっては大統領選を左右しかねない大問題らしいが、同様に困ったのはパク・クネさんだ。
国政のあれこれを親友のチェスンシルちゃんに相談してたことがばれて、大騒ぎになっている。
この二つ、これは私でもやりかねないことで、機密保護法に抵触しちゃうなぁ・・・でも、何故野党は反対してたのかな?
もう一つの話題が小池劇場のメインテーマだけど、豊洲の屋外は全て盛り土済み、建物の地下は空洞にして、土壌汚染に備える構造になっている。
小池知事が登場して、建物の地下に盛り土がない事が大問題になった訳だ。
当時の知事は曖昧にしているが、当然ながら了解していたはずである。
だつて、工場(土壌汚染の可能性のある)跡地を活用する最善の方法だからだ。
まぁ〜、それを丁寧に議会筋に説明してこなかったのは、大いに問題ではあるが。
事ほど左様に、何が秘密で何が秘密でないのかって、紙一重だよね。
それから、誰に対して何を保護するのか明確でない「個人情報保護法」も問題だね。
どうでも良い様な情報が保護され、災害対策など必要な個人情報が開示されない。
やたら『個人情報』が強調される一方で、ネットでは規制のしようもない程情報が氾濫している。
クリントンもパク・クネも、この日本じゃ問題にすらならないんじゃないかな?
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