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2016年11月14日 (月)

老愁

南伊豆から帰って、改めて町の観光地図を見ながら、「あぁ、良いところだ」って思っている。

人口8千人足らずの小さな町なのに、我が国屈指の景勝地を巡って100kも走れるんだし、

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各エイドで堪能させてもらったように、美味な食べ物だってふんだんにある。

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19箇所のエイドじゃ、それぞれ自分達のしつらえた食材の美味を競い合っている。

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それに名の売れた観光地に良くある、あのスレッカラシ感と言うものが全く無い。

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南伊豆の人達は、昔からの純朴な田舎の良さをそのまま残しているのだ。

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私が転倒した時だって、「大丈夫か?送ってやろうか」と村人が5人も駆け寄って来てくれた。

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そう・・・マラソンで転倒するなんてめったに無かったのに、今回はあろうことか二度も転んじゃった。

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最初は真っ暗な時間帯の細い道で不可抗力と思えたが、二度目はゴール手前4k地点でばったりと倒れたのだ。

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腕や足から血を流して悶絶している所に、村の衆が走り寄って靴を拾ってくれたりして・・・・。

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「車を・・」などと言い始めたが、残りはたったの4kであって、ここでリタイアする訳にゃ行かない。

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それで丁重に礼を言い、歯を食いしばって痛みを覚られない様に歩き始めていた。

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しかし実のところ本当のショックは、痛みよりも二度も転んだという精神的ダメージだった。

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何か特別な障害物があった訳でもないのに転倒したのは何故か・・・それは「老」なのかと言う動揺だ。

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齢に負けるもんかと気張って実績も積み上げてきた訳だが・・歳月の流れに驚いたって感じ。

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まぁ~ものは思いようで、大怪我でなくて良かった訳で、若い人と競い合って無茶するなってことかな。

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夜の完走パーティでは、そう思い直していたのだが、しかしながら今年もこの秋を送ろうとしている。

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思いは悠々たりと言えども、紅葉の色付きと共に老愁を思うのはやんぬるかな。

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江戸時代の館柳湾と言う人の漢詩に「秋尽」があった。

 静裏空驚歳月流 (静かな暮らしの中 空しく驚く 歳月の流るるに)

 閑庭独座思悠悠 (閑庭に独座して 思い悠々たり)

 老愁如葉掃難尽 (老愁 落葉の如く 掃えども尽き難く)

 蔌蔌声中又送秋 (はらはらと落ち葉散って 又秋を送る)

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紅葉も、真っ盛りになりつつある。

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コメント

山草人さん、走っているときは1回しか顔を拝見できませんでしたが、その他の時間にはずっとご一緒させていただきました…。今回もいろいろお世話になった上に勉強もさせていただきありがとうございました。次回も何卒よろしくお願い申し上げます。coldsweats01

投稿: そよ子 | 2016年11月14日 (月) 23時36分

そよ子さん、お疲れ様でした。それにエイドをすべて楽しんだ上での完走、おめでとうございます。
 何度も来たことのある南伊豆ですが、今回は、その南伊豆再発見の機会となりました。斜面の多いのは大変ですが、来年も再挑戦したい気持ちは同様です。是非、出かけましょう。
               山草人

投稿: 山草人 | 2016年11月15日 (火) 05時09分

南伊豆ウルトラ
素晴らしい大会ですネ。
いつか行ってみたい。。。
地域の人の、何気ない心遣いに感動します。

ところで浜松市も
中山間地域の振興についてNHKからのインタビューを受けたとの情報が入りました。
16日(水)夕方のニュースです。
市民協働・地域政策課の北○秀○課長補佐
のFBで知りました。

浜松市は浜松の中央では、浜松市に吸収された隅っこ中山間地をどの様に思っているのだろう。
気になります。
是非センパイの意見も聞きたいです(^O^)/

投稿: しんしん | 2016年11月15日 (火) 05時17分

これは、しんしんさんの取り組まれている難しい課題ですね。でも、浜松の中央がどう考えているかって考えても、無駄なんじゃないでしょうか。
 伊豆半島の多くの町は、合併をしないで自立する道を選んだのです。過疎化がどんどん進んで、財政的にも厳しくなるけれども、それでも自立する道を選択したんですね。
 地域を磨いて磨いて、そこに住む人々もその気になって・・・地方自治ってのは、そういうことですよね。
 人任せでは、多分何も変わりはしないでしょうね。少し、厳しすぎる意見になりましたが、それが現実だと思います。
               山草人

投稿: 山草人 | 2016年11月15日 (火) 17時58分

南伊豆みちくさウルトラマラソンお疲れさまでした、私は3回目でも上りが苦手なので泣けちゃいます、でも何処のエイドに行っても最高なおもてなしにほんと道草してしまいます、私もよく転ぶので今まで以上に慎重に行きました、タイツ破くのは怪我するより痛いからね、けがは大丈夫ですか?また一緒してください。

投稿: うっちゃん | 2016年11月18日 (金) 12時15分

うっちゃんの快走は、今回も目が覚める様でしたね。本当にエイドを楽しんだのかしらと、疑ってしまうくらいです。
 タイツねぇ〜、タイツが勿体なくって履かなかった訳じゃないけど、確かに履いていれば、この傷の痛みは半分で済んだでしょうね。大分良くなりましたが、赤裸になった皮膚は中々元に戻りません。そもそも、転んだことなんて、この十年近く無かったんだから…。
 ともあれ、私も南伊豆の大会が気にいってしまいました。いろいろと有難う。
               山草人
 

投稿: 山草人 | 2016年11月18日 (金) 17時44分

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