而今力
過去を綺麗さっぱり消去してしまった…と言う気分になっている。
朝からたっぷり一日がかりで、書斎(たかだか四畳だが)の大掃除をしたのである。
恐らく20年ぶりだから、土埃と共に思い出のあれこれもたっぷりと内蔵されている。
その部屋をすべてひっくり返し、過去を基本的にすべて捨てようと試みたのである。
だから多くの写真や辞令書、完走証や名刺、講演記録、それに手紙類などを消去する。
当然ながら手紙や写真には、当時の真実が一杯詰まっている訳で、邂逅していたんでは名残は尽きない。
そしつをエイヤッとばかりに断ち切って、そして夕方には四畳の部屋が真っ白になった。
物は勿論のこと、過去の思い出(失敗や挫折、そして僅かな成功)も捨て去った。
所詮それらの諸々は、私一人に帰属するものであって、残したとしても価値を認めるものとていないのである。
この際、向後の憂いなく始末するのに越したことは無いのである。
そして而今力とは、とりもなおさず自分の心に忠実に生きることだ。
他人がどう思うかなんてことを考えずに、自分がどうしたいのかを考え行動することだ。
古希を前にして、やっとそうした方向に踏ん切りをつけたという次第である。
今、広くなった机に向かってブログを書きながら、何だか心の半分がエンプティになった様な心地がしている。
そう・・・これから、これからここに、楽しいことや面白いことを一杯書き込めば良いのである。
過去は、押し並べて、消してしまったのだから…・・。
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