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2017年2月 1日 (水)

忘己利他

後生大事に自分一人で生きている気になっていても、この大宇宙から見れば一人の人間の存在など、

ほんの些細な存在でしかないが、それでも命の営みと言うものは凄いなぁ~と思った。

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NHKの特集で「命の営み」だったかな、苛酷な環境を生きる動植物に焦点を当てていた。

ライオンたちの過酷な猟の姿、乾燥地帯の一時の雨に素早く芽吹いて子孫を残す植物、

その緑の芽吹きを待ってのバッタの大発生と繁殖、カリブーの大群の餌を追う大移動。

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次世代に命を繋ごうと「今を生きる」壮大な営みであって、これは我々人間も同じことだ。

ただ人間は少しばかり知能を発達させたが故に、地球の貯えた資源を蚕食することで幾分豊かになり過ぎた様だ。

そして、足るを知ることなく飽食し、尚且つ利己に走るようになった。

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子孫を残すよりも安楽を優先させる風潮(少子化)が蔓延し、最近では自分(国)本位主義が始まっている。

言うまでもなく米国のトランプ旋風(米国ファースト)だし、英国のEU離脱もその流れだろう。

ロシアや中国は言うに及ばず、このままではかつての帝国主義の時代に戻りかねない。

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自分(国)の利益だけを追求すれば、中国の南シナ海占拠やロシアのウクライナ侵攻となり、

イスラエルとパレスチナは再び戦火を交えるだろうし、それは世界各地に飛び火する。

ところで、天台宗には「忘己利他」という教えがあるそうだ。

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「自分の事はさておき、人の為に尽くすことで自分が救われる」と、言うならば因果応報だ。

この教えを音で聞くと「もう懲りた」とも聞こえる。

そう、物欲追求や覇権主義は、あの第一次・第二次世界大戦でもう十分に懲りたはずではなかったか。

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しかるに歴史は繰りかえすのが常で、その伏流となっているのが個々人の利己主義なのである。

この今が良けりゃ・・・・って、後生大事に利己を求め続けるのが人間だとすれば、

人間なんて地球の迷惑者だね。

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