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2017年3月21日 (火)

今と向き合う

禅問答の様だが、人生とは「今・ここ・自分」の積分に過ぎない。

たった今の、この場に於ける自分の存在、その積み重ねが自分の人生だとの認識だ。

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いやいや認識どころか、それ以外に人生などあり様もないのである。

しかしながら、理屈で分かったとしても、現実に「今・ここ・自分」を感じる瞬間は少ない。

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私の場合、そいつを濃厚に意識できるのはマラソンを走っている時で、

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殊にウルトラマラソンでは、大地を一人喘ぎながら進む自分を俯瞰する目を感じている。

ウルトラでは、スタートしてから15時間もの間、野を越え山を越え走り続ける訳だ。

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足腰が鉛のように重くなって疲労がピークを越えても、頭は冷たく冴えている。

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「もう、止めよう」とか「歩こう」と考えることもあるが、頭の中はその長い時間の大半がエンプティだ。

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時折走馬灯のように昔が蘇ってきたり、なぜ四苦八苦してるかなどと、自分と葛藤していることが多い。

心がどんどん一人だけの世界に入り込んで、そう・・・正に「今・ここ・自分」を感じている。

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100kを走るのは自分との戦いだが、実はそこは「今と言う瞬間」を意識できる時間なんだ。

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何が楽しくてそんな苦しい思いをするのかと言われるが、これは動く禅だと思っている。

その走る座禅に挑戦する様になって、もうかれこれ四半世紀になる。

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今年も既に1月の宮古島100kが終わったし、続いて「余呉湖70k」「チャレンジ富士五湖100k」

「八ヶ岳・野辺山100k」「高山100k」「日光100k」と既にそこまでのエントリーを済ませている。

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つまり、毎月のように100kマラソンが続くのである。

昨年はウルトラ8大会を走って、その内3大会で途中リタイアを余儀なくされてしまった。

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今年は古希を迎える節目の年でもあり、全大会を制覇すべく意気込んでいる。

私が100kを走るのは生きている確認の様なもので、

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そして歳と共に、その「今」と向き合う時間が濃密になるのを感じている。

いよいよ来月から、そのウルトラマラソンのシーズンを迎えようとしているのだ。

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