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2017年4月11日 (火)

春恨幾条条

昨日までの春日は消え去って、今日は冷たい雨の一日である。

山に出かけて走ることも出来ず、やっと芽を出し始めた葡萄の摘芽(無駄芽除去)を済ませ、

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午後はひとり読書三昧で過ごそうと、少し厚着して書斎にこもった。

実は先日購入したアイパッドを何とか活用しようと、今回は電子書籍に挑戦したのである。

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とは言えそれも途中で中断(暗証番号不明)となり、止む無く本を求めて図書館に。

かつては手当たり次第に読んでいたのだが、本にも当たりはずれがあって、フィットする本は10冊に一冊ほどもない。

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小説の世界に足を踏み入れようかとも思うが、これも特定の作家以外はどうも気が進まない。

文学にも、かなりの向き不向きがありそうなのである。

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迷いに迷ったあげく、随筆・哲学関係の本を5冊と、ついでにDVD(トスカーナの休日)を借りた。

初めて借りたDVDだが、これがなかなか興味をそそられて、最後まで観てしまった。

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自宅での映画鑑賞も、これからの選択の一つになりそうである。

外は相変わらずの雨と風だが、DVDを観終わって窓の外を見ながら暫し佇んでいると、

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夏目漱石の「自画に題す」という七言絶句があったことを思い出した。

漱石は画もよく描いたようだが、描いたその画に詩を添えたのである。

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 唐詩読罷倚蘭干 (唐詩を読み終りて 欄干に寄る)

 午院沈沈緑意寒 (午後の庭は沈々として 緑の気配も冷え冷えと)

 借問春風何処有 (借問す 春風何れの所に有ると)

 石前幽竹石間蘭 (石前の幽竹 石間の蘭)

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暫し読書に疲れて窓辺に寄りかかって庭を眺める。昼時の庭はしんしんと静まって、

木々の緑も冷え冷えとしている。春風は何処に行ったのかと尋ねても、そよともしない。

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あぁ春の風なら、竹林、そして石の間の蘭をそよがせるのだが・・。って感じかな。

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