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2017年4月19日 (水)

Self Help

何でも反対の野党の悪弊は、この国の癌だと思うのだが、とみに最近はポピュリズムが目立つ。

介護保険法改正や年金・医療でも、存続の危機に至っても(党利党略のためには)なお反対を貫くのである。

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「天は、自ら助くる者を助く」の言葉は、福沢諭吉の西洋事情にも出てきたと思うが、

中村正直の「西国立志論」が始まりで、その大本はサミョエル・スマイルの自助論にある。

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イギリスの産業革命時代の書で、労働者が如何にすれば中産階級になれるかを説いている。

自分のことは自分でやるのが原則で、自分の向上は自分で努力することだと。

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当時のイギリスは、世界の工業生産の過半を占め(七つの海を支配す)る超強大国だった。

しかしその後(特に戦後)は、「揺り籠から墓場まで」とされた福祉政策のために、

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急速に国力を衰微させ、一時はヨーロッパの只の一国に過ぎなくなってしまった。

同様に国が全てを差配してきたソ連が、今日の脆弱なロシアになったのもしかりだろう。

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押し並べて、国も組織も家庭も、その栄枯盛衰は構成員の自助努力如何なんだと思う。

いや他国の話ではなく、この私たちの住む日本の社会のことを考えている。

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格差社会が殊更に強調されて、教育や福祉をはじめとした弱者対策が正論とされている。

教育の無償化、医療費負担、高齢者介護、生活保護、失業対策、年金などと、世は成熟してきた。

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だけどその制度自体の存続が危ぶまれるほど、国にはかつての経済力は無くなっている。

それでも繰り返し福祉問題が大きな政争の具になり、極論すると自助を損なってきている。

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本来国がやるべきことは、自助を促す福祉であって、「生活保護」ではない。

冷たい様でも基本は自立であって、社会も個々人の存立も依存で成り立つ訳がない。

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今日これからの政治は、そこのところが問われているのだと思う。

そして、これからの課題は高齢者の自立だな。

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コメント

賛成です!
自助を促す福祉であって、「生活保護」ではない。
他の国のことは知らないが日本では野党になればなにも出来ないというかなにも決められない。このことは自民党が下野したときも同じであったとおもう。
さすれば野党としては与党の足を引っ張ることにちからを注ぐしかない。
という構造をなんとかしなければ変わらないと思いますが・・・・・

投稿: かわい | 2017年4月19日 (水) 19時46分

実はこうした傾向を助長しているのが、私達の利己主義ではないでしょうか。過剰な福祉を要求するのも、そうした人達の要求におもねる野党の立ち位置も、実は私達が作り出しているのかも知れません。
 自分だけ良ければって…みんなが言いだしたら、全ては崩壊するんだけどね。
                山草人

投稿: 山草人 | 2017年4月19日 (水) 21時06分

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