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2017年5月 7日 (日)

壁は力か?

昨今話題になったのはトランプ大統領のメキシコの壁だが、世に有名な壁はベルリンの壁、

そして先日訪れた万里の長城だろう。

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いずれも甚大なコストをかけて建設されたものだが、果たしてその採算は取れたのだろうか。

拙宅の庭の隅に小さなコンクリート片があるが、7年前訪れたベルリンの土産だ。

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あの壁も観光資源としては今でも価値があるらしく、訪れる人は絶えない。

数々の事件のあったブランデンブルク門の前では、東独の軍服を着た写真モデルが何人もいる。

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巨大な壁でベルリン市を真っ二つに仕切ろうなどと、一体全体どう言う発想なんだろうか?

市民がみんな西側に逃げてしまうからだが、そもそも人が逃げ出すような体制そのものがおかしい。

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だが当時の権力者は、自らの特権を維持するには、市民を縛り付けておく他無かった。

否、そうこうする内に、夢の国でもできると夢想していたのかも知れない。

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ともあれベルリンの壁は、無数の悲劇を生み出し、そして群衆の力で瓦解したのだ。

北方民族の進入を恐れて、紀元前から延々と造られた万里の頂上はどうだろうか。

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北方民族と言っても、そもそも狩猟・放牧を生業とする蒙古族や満州族で、その人口は取るに足りない数しかいなかった。

もともとは草原をどんどん畑にしていったのは中華民族で、北方民族にすれば自分達の放牧地を奪われていた訳だ。

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それに彼らにすれば、放牧や狩猟では得られない物資(人口が少ないから人も)が欲しかった。

それで通常は、馬と絹や穀物と交換のような交易が行われていたのだ。

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6,000kにも及ぶ壁が出来た訳だが、ではそれで国が守られたかと言うとノンだ。

元帝国は壁など物ともしなかったし、つい最近まで続いた清朝は満州族の王朝だった。

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(体制が揺らぐほどの)超大な犠牲を強いて建設された壁だが、実際の機能はコソ泥を防いだ程度だったろう。

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さてこそトランプの壁は尚更疑問だが、そもそもアメリカの農業はメキシカンの存在で成り立っている。

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日本に売ろうとしている安価な穀物や野菜は、メキシコからの季節労働者に支えられているんだからして??

それにもともと、アメリカの住民はみんな(インディアン以外)あちこちからの移民じゃないの?

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だからして今本当に必要なのは、人の心の壁を含めて、みい〜んな壁を取っ払うことさ。

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