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2017年6月27日 (火)

インブリーディング

近親交配的なことを指して言う言葉である。

自然の摂理は何故か、この同質的な生存をひどく嫌っている様である。

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例えば私のオクラ栽培にしても、中二年を空けたのに、どうも生育が思わしくない。

ナス科の植物に顕著な嫌地現象がオクラにも若干あって、これが不思議なんだなぁ〜。

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この嫌地の回避に農家は接ぎ木をしたり、土壌改良材の投入などと苦労してきた。

ホウレンソウの連作は作土の洗浄でクリアーしてきたが、オクラは未だ未解決である。

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どうやらこれらの植物には、異なった地域(転地)での繁殖を促す遺伝子が組み込まれているようだ。

実はこの現象は植物に限ったことではなく、当然ながら動物はもっと顕著だ。

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同じ親から生まれた個体を交配し続けると、体も小さく弱々しいものになっていく。

人間だって同じことで、だからこそ近親同族の結婚を禁止しているのである。

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ところでこれはメンタルな面でも同じことで、企業なら同族経営は極めて弱体化し易い。

その原因が、「似たものは、似たものに影響を及ぼさない」ことにあるらしい。

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私達は、似たもの同士で群れている方が楽だが、それでは確かに刺激がない。

慣れ合って居心地はいいとしても、その反面進歩することには向いていない。

ランニングの仲間のことを考えると、これが一種の異業種交流でもあって、日常とは異なった刺激を頂いている。

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今日は、先日のシラス丼のお礼にと、大アジとイサキを届けて下さった方がいた。

趣味の海釣りで得た獲物のおすそ分けって訳で、新鮮な海の幸が居ながらに味わえる。

かと思えば先日は、大量のビワの実を頂いて、これは裏庭の鈴生りの幸なんだという。

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いやさ貰い物の話ではなく、知的な分野と言うか、頭の活性を促してくれるのはやはり異分野の人間である。

生きている世界も、考えることも違う仲間がいるってことは、それはつくづく財産だと思う。

だからして、歳はとっても敢えて、自分とは異なる人種との接点を求めねばなるまい。

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「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

今回の
スペイン巡礼の旅のメンバーは
男2人、女2人の旅です。

旅には
いろんなことが付きもです。

そんな時
女の人がいると、いろんな面で
的確な判断ができます。
その点良かっと思います。

マラニックは
異業種で楽しみは同じだから
とてもいいと思います。

投稿: ヒロボー | 2017年6月29日 (木) 00時52分

 そうですか〜、イザとなると女性の方が強いですからね。
 老若男女と言いますが、その皆がコチャっと楽しめることって素敵なことで、確かにマラニックはその一つでしょうね。しかしまぁ〜、私も仲間から「じい」などと呼ばれることが多くなって、そんなもんかなぁ〜と思いつつ、「誰でも年は取るんだぞッ」「今に見てろ」って心の中で呟いています。
 ともあれ、人生には今しか存在しないんだから、その今をこそ精一杯にと思っています。スペインの旅も既に終盤、無事の帰国を祈念しています。
              山草人
 

投稿: 山草人 | 2017年6月29日 (木) 06時35分

In Bleedingですか?
意味は、分かりますが知らなかった言葉です、
兄妹や親子って幼い時期は仲良しですが、思春期の頃は遠ざける様です。
植物でも嫌うんですか?
DNAが近いのは、良い事ばかりじゃ無いんですね。

投稿: ひろ | 2017年7月 5日 (水) 21時17分

 植物も同じ品種で交雑を続けると退化しますから、最近ではF1(雑種強盛)がもっぱらですね。土地に関してはナス科やアカザ科などに強い嫌地性があって、やはり新しい土地(土)を求める様ですね。
 私たちも、同じ所に止まってたんじゃ駄目だね。やはり、新たを求めて常に冒険しなきゃ!!
山草人

投稿: 山草人 | 2017年7月 6日 (木) 12時54分

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