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2017年6月 2日 (金)

静と動と

田圃を背にして毎朝立つ通りの傍らに、早苗が植え揃って日一日と緑を増している。

子供達の行列が来るまで、その田圃を眺めながら数十回のスクワットをして過ごす。

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そして疲れると、田圃の縁を歩きながら田蛭を探すのである。

毎日何匹かが水の中を這っていて、吸い付かれでもしたら厄介だが、そいつを上から観察している。

田圃には田螺やツボもいるのだが、彼らは動きがないからどうしても蛭を探してしまう。

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何を食料にしているのか?、或いは田圃に水が無くなったらどうなるのか?などと、

何を考えて生きているのか知らないが、彼らの将来が気になったりもする。

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将来と言っても彼らの寿命は僅かだろうし、・・・それでも、多分精一杯生きているんだろう。

私はこの十月で齢70才になる訳だが、この田圃の中の蛭たちと命と言う点では同じだ。

たまたま人間として生まれて来ただけで、ビッグバン以来百五十億年の宇宙に比べれば、

70年も一年もほんの瞬間に過ぎないのである。

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そうして永遠の宇宙の存在からすれば、私達生き物の命なんて些細な余興みたいなものだ。

田圃が干上がれば彼らは消えて無くなるだろうし、私達だって明日にも大災害に直面するかも知れない。

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それでなくたって、そんなに遠くない先には寿命が尽きるのである。

それでも私達はそんなことは知らないこととして、この普段の暮らしを送っている。

いやさ、時々その普段の生活から抜け出す為に、遠くマラソン大会に出掛けたりする。

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「俺りぁ、田圃の中だけじゃないぞ」って、自分の命の広がりを確認するかのように走る。

しかしそれだって、田圃の中の蛭と五十歩百歩なんだなぁ~。

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ゆく河の流れは絶えずして、その流れに身を任せてあぁ~七十年。

随分と下りに下ってきたものだが、さてこそ諸行は無情、おい蛭よ! これからどうする?

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