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2017年6月10日 (土)

天空の城の女城主

その天空の城は、岐阜県恵那市岩村(標高717m)にあった。

信長の年下の叔母(信長の祖父の末娘)として生まれ、信長の政略に散々使われ、

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波乱と悲劇の生涯を生きた「お直の方(おつや)」が立て籠もった城である。

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山裾から700mの急峻な山道が続いていて、かなりきついが20分程で登れる。

城は鎌倉時代に築かれたが、戦国期には森蘭丸が城主だったこともある。

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少し登ると急峻な山の縁を上手く使った石垣が次々と現れ、如何にも難攻を想わせる。

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ところでこの城の女城主おつやは四人の夫に仕え、最後の夫は攻め手だった武田方の大将と結ばれている。

最初の婚姻は美濃結城城主で間もなく戦死、二度目は信長配下の武将だった。

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その夫が死ぬと、岩村城の遠山影任(かげむね)に嫁ぐのだが、武田との攻防が激化し、

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当てにしていた信長の救援(長島の一揆で前に進めず)もなく、あえなく討ち死にしてしまう。

止む無く女城主として戦うが、遂に敵将秋山信友の軍門に下るのだが、ここから人生は一変する。

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それまで子が無かったのに、秋山との間に子(六太夫)に恵まれ、女らしいひと時を過ごす。

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だが、やがて信長が武田攻めを始めることになり、先ずは裏切り者として岩村城を囲むのだ。

そして長期の籠城戦(三か月)のあげく、遂に捕えられて磔の刑にされるのである。

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信長のために半生をささげ、挙句の果てに信長に殺されるに至ったお直の方。

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昨今、女城主と言えは直虎だが、壮絶な生き様は直虎どころではないかもしれない。

因みにこの城は、日本三大山城の一つ(大和の高取城、備中の松山城)とされる。

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城の下には今も江戸期の城下町がそのままの姿で保存され、佐藤一歳の記念館などもある。

佐藤一歳は幕末の儒学者だが、この岩村にルーツがあることを始めて知った。

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ともかくも、この岩村という所はなかなか面白いところだ。

地酒「女城主」を買い求め、帰ってからしかと思いを膨らませようと思う。

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