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2017年7月24日 (月)

箱根八里

かつて天下の険と歌われた、あの箱根八里とは如何なるものかご存知でしょうか?

8里なら32kと手頃な距離だから、何時か「そのうち」走ってみようと思っていた。

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それが悠々の身となって言い訳が無くなったのを機に、そいつを実行することにした。

朝一番の新幹線に乗って小田原へ、小田原城を右に見てそのまま箱根街道を登っていく。

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登り切ったら三島に降りる路で8里+アプローチだから、ざっと40k近くになるだろうか。

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前半はあの箱根駅伝のコースと一部重なるが、大部分は石畳みの旧街道を辿るのだ。

湯本の早雲寺(北条早雲の菩提寺だった寺)を過ぎた辺りから、その石畳みが残されている。

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林間の今なお暗い(雲助が出没しそうな)路で、おまけに小雨が降り出して、これがつるつる滑るのである。

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畑宿を過ぎて七曲り辺りまで来ると登りはピークとなって、古色蒼然とした茶屋が現れる。

囲炉裏の燃える傍ら座って甘酒を戴いたのだが、汗が冷えて風が冷たく早々に芦ノ湖を目指した。

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石畳み部分は相当歩いたのだが、それでも4時間近くで箱根の関所を通過できた。

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芦ノ湖の水は冬の様に波立っていて肌寒く、早々に三島への道を辿ることにした。

1000m足らずの標高なのに南からガスが吹きあげ、かなり下るまで霧の中になった。

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三島側にもかなりの区間に石畳みが整備(残され)ていて、これを辿るとやはり時間がかかる。

気を抜くと湿った石に足を滑らすので、この石畳みの縁を慎重に降りていく。

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三島市の外縁近くには山中城跡があって、この城は実は戦国期最後に造られた山城だ。

北条氏が秀吉の小田原攻めに備えて築城したのだが、17倍もの軍勢に囲まれ一日で落城となった。

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つまり、規模も構えも立派だが、何の役にも立たなかった城のようだ。

山中城を過ぎて少し下ると眼下に田方平野が見えて、これを下り切れば三島である。

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あまり寄り道することなく走った(歩いた)訳だが、15:30頃には三島大社の前に至った。

ほんの150年前までのこの国の基幹道だったはずだが、石畳みと勾配、狭さを思うと、

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確かに箱根を越えるのは大変だった筈で、むしろ「越すに越されぬ大井川」の方が楽だったんじゃないかと思った。

ともあれ、箱根八里はこの古希の爺の足でも、一日で超えることが出來たのである。エヘン。

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投稿: ひろ | 2017年7月27日 (木) 23時54分

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