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2017年8月29日 (火)

時間泥棒との決別

鞄はサラリーマンにとって貴重なアイテムで、私も毎日鞄と共にある生活をしていた。

鞄の中にはその日に読む本と手帳、それにその時々の会議資料などが入っていた。

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黒っぽい背広を着て、その鞄を抱えて毎日電車に乗り、50年近い時を過ごしたのである。

手帳には先々の予定がびっしりと書いてあって、その予定通りに動き回ることが、何故か心良いと思っていた。

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予定に沿って忙しく立振舞うことこそが、サラリーマン(仕事戦士)の道だと考えてもいた。

それはそれで間違いでは無かろうが、しかし良く考えてみると、人間は働蜂でも蟻でもない。

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それに手帳に書かれた未来は実は「現在」の先食いであって、「今」を生きようとする姿勢とは相反する。

ミヒャエル・エンデがモモで描いたあの世界が、実は私の50年だったのかも知れないのだ。

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それでこの夏、ようやく手帳を手放し(必要なくなっ)た。それと同時に灰色の服を装い、

灰色の帽子をかぶって黒い鞄を持った男達(時間泥棒)と決別したのだった。

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長い間の習性で、先々の予定が決まっていないと不安になりがちだったが、それもようやく慣れてきた。

元来人間も一匹の動物で、こま鼠のようにあのワッカを回し続けるのは変だよね。

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本来その時々で自在に振舞えるのが、もともとの人間なんじゃなかろうか。

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而して今、私の最大の財産は残された自由な時間なのである。

そうしてこれを浪費するのではなく、誰の為でもなく、自分のためにこそ使えば良いのだ。

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もぉう、時間泥棒との付き合いはしないぞぉ〜。

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