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2017年10月30日 (月)

大内宿から鶴ヶ城へ

さて翌朝、願いも流石に台風には叶わず、湯之上温泉は雨だった。

山々の見事なはずの紅葉も霞みがかって、雨は瀟湘と降り続いている。

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しかしマラニックは、雨だからと言って怯む筈もなく、午前8時には宿を立って大内宿に向かう。

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坂を延々と一時間ほど登り切ると、そこには江戸時代さながらの茅葺屋根が連なっている。

この雨の中、客は我々だけかと思いきや、どうして観光バスの人達も多い。

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今日まで残ったのが奇蹟とも思われるが、戊辰戦争の折、会津藩は早期にこの宿場を放棄し、氷川峠から会津盆地に入る街道に防衛陣を張った。

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だから大内宿に続く栃沢宿や関山宿は、早々に焼き払われて陣地が構築されたようだ。

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新たな街道からも離れていた為、下野街道沿いに稀有な形で残されたのが大内宿と言う次第だ。

今この大内宿は、土産物屋や民宿などの観光で地域を成り立たせている。

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その名物のネギ蕎麦を食してみたかったのだが、何せ民宿で腹一杯食べたばかりである。

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高台に登って宿場を見下ろすと、去るのが後ろ髪を引かれる様な気分になったが、今日のマラニックは始まったばかりである。

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大内宿を出ると直ぐに大内ダムの堰堤(ロックヒル)が見えてきて、この堰堤をよじ登って街道に出る。

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とは言うものの、実は下野街道はダムの底を辿っていて、ここは迂回をしなければならない。

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ダムの縁まで来て、そこに下野街道入り口とあって、そこから既に朽ち果てた石畳みの狭い山道が続いている。

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この氷川峠に至る急な山道を登っていくと、ハラハラと散る落葉とともに、紅葉がそま道そのものを照らしている。

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流石の雨続きであちこちに泥濘もあるのだが、めげずに頂上の茶屋に至って、昨年の雪合戦を思いだす。

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この街道は血生臭い戦乱のあった所だが、伊達政宗や佐々成正、豊臣秀吉、近世では東北を訪ねた吉田松陰が辿った道でもあるのだ。

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ともあれ私達は一部のヤブコギ部分を除いて、忠実に下野街道を会津に向かっている。

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関山宿の近くに来ると、道路の脇に四十人塚があって、ここの防衛線で戦死した会津兵を祀っている。

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この関山宿を過ぎると広い会津盆地に入って、ゴールの若松までは残り15k位である。

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この若松までが可成り遠く感じられるのだが、午後2時近く鶴ヶ城に入ることができた。

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この会津の象徴でもある城は戊辰戦争で焼けることもなく(白虎隊は錯覚した)、明治になってから取り壊されている。

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だが間もなく、地域の人々の声が今日の鶴ヶ城を再建させることになるのだが、流石に立派な城である。

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今回のマラニックは、14:25会津若松近くの湯に着いて終わり、冷えた体を労わったのである。

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それにしても、要所要所でサポートして下さったA元さんには、感謝しても感謝しきれない。

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別れを惜しみつつ(台風を心配し)会津を去ったのである。

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コメント

山草人さん、二日間ありがとうがざいました。
あいにくの天候の中でも走り切る山草人さんはじめ、みなさんの力走には感銘しました。
私はワープ、Aさんに感謝です。

「塔のへつり」「大内宿」「下野街道」「鶴ヶ城」には行くことができました、、会津に魅力を感じています。

そして、「いなりや」さんの料理には
大感激というか驚きでした。

投稿: simo | 2017年10月30日 (月) 21時31分

simoさん、お疲れ様でした。そして何かとご苦労様でした。雨にもかかわらず、あの街道を体感できたのは何よりだと思います。あんな所で壮絶な戦いが繰り広げられたんだから、人間って何だろうと考えてしまいます。
 それにしても、あの稲荷ずしは、とうとう食べきれずに家に持って帰りました。
                山草人

投稿: 山草人 | 2017年10月31日 (火) 07時18分

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