期せざるも
人間長いこと生きていれば、それは思いがけず色々なことに遭遇して当たり前。
事件・事故や災害はもとより、四苦(生老病死)八苦は付きものである。
それに先のことを知って生きている訳では無いのに、あれこれ詮索しそれを恐れて生活している。
先のことなんてどうでも良いのに、交通事故に遇うんじゃないかとか、癌になるかも・
呆けるかもなどと、折角のこの今の安寧(幸せ)を取り逃がしているのである。
そうさなぁ〜、事故で明日死ぬかもしれないし、人間常に先のことは分からないものだ。
今日の葬儀も、元気な人が体調不良で医者に行って3週間、急性白血病とかで急逝した。
そう言う意味では正にピンピンコロリだが、人間の命の儚さを考えてしまう。
「いや、俺は絶対死なない」と思っている私だって、何時かそれなりの時を迎えるのだろう。
それも残された時間は、決して多くはない訳だから、うろうろしてる暇は無い。
それが仮に生き急ぎだとしても、もう既に遅くはないのである。
行く先々をおもんばかって、慎重に慎重な人生を歩いてきた私だけど、もう制約はいらない。
出来れば破天荒な(無理だろうな)生き方が出来れば、面白いのではないかとも思う。
何の波乱もなく生きて死ぬのも一生、波乱万丈涙と汗と笑いの一生だってそれはそれ。
さっき旅立った故人は、破天荒な女房を支え続けて終えた、幸せな方だった。
人間には人それぞれの生き方がある訳だが、それは必ずしも予期されたものじゃない。
生きたその時代や共に歩む人に影響されつつも、やはりそこに自分の人生を活かしたい。
弱冠70歳、さてこそこれから何処に向かおうか?
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