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2017年11月20日 (月)

島巡りの心

直島の宿で朝食を済ませ、宮浦港から豊島の家浦港まで高速船で20分余である。

折からの寒波到来で、海面は冷たく波立っていたが、80人乗りの船は満員であった。

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変なパンプキンの芸術の島・中島をたって、10時前に島に着くと、寒風の港で永田夫妻が出迎えて下さった。

永田さんはこの豊島に縁があって、随分以前から半住されているのである。

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そう、和でアットホームで、少しばかり退屈だけど、老後を暮らすにはもってこいだという。

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永田さんに荷物をお願いして、早速私達は豊島半周のマラニックにと出掛けたのである。

直島同様にかつてこの島は公害(産業廃棄物処理)の島として知られ、その後始末が今年の春終わったばかりである。

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そして勿論今日では環境と芸術の島になっているのだが、人口減少と反比例して猪と巨大ネズミの増加に悩まされているらしい。

その芸術の代表が豊島美術館で、建物の奇抜さはもとより、展示の中身は融通無碍の水粒である。

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この変幻自在の面白さを理解するにはかなりの感性が必要らしく、私の様な俗物には猫に小判だ。

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という訳で、私はこの周辺の自然を満喫して満足し、永田さんのお宅に向かうことにした。

島の自然はあくまでも喉かで、家島や八栗山などを始め、瀬戸内海の島々がパノラマの様に広がる。

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青い空とそしてまた青い海の間に、沢山の貨物船が浮かび、瀬戸内海は太古の昔からの物流の海なのだった。

巡り行く沿道にはオリーブやミカン園が続き、そしてその上には壁状にそそり立つ岩山が聳えている。

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12:30頃甲生の永田さん宅に着くと、夫妻が昼食の用意をして私達を出迎えてくださった。

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もちろんビールも戴いて旅の疲れ(さして走っていないのだけれど)を癒すことになった。

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茹でたての鳴戸タコやら、特製のカレー、それに島特産のイチゴまで戴いてしまった。

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一杯になったお腹を抱えて3kほど走って家浦港へ、帰りの便は14:00発である。

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ともあれ「芸術とは何だろう?」と語り合いながらの二日間は、アッと言う間もなく終わってしまった。

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確かに中世以降の油絵の時代は去って、私達の生きる三次元空間をどう把握するかになりつつあるようだ。

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私達は毎日すべてを見ている様だが、しかしそれは実は自分の思い込みなのかも知れない。

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だってあなた、水滴の一粒一粒をとくと眺めたことがある?

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その水滴にだって、摩訶不思議な造形の世界が繰り広げられているんだから。

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芸術ってのは、私達の人生も、そういう自然の一部分だってことを知ることじゃなかろうか。

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