人と人
このブログは、その題名(モノローグ)のごとく、正しく独り言である。
一人で黙々とボケ防止のつもりで書いてきた訳だが、それがもう4300日近くになっている。
そう、既に12年が経過しつつあって、だから私の身の回りの環境も随分と変わった。
この間、リーマンショックや政権交代、そして東日本大震災などもあって、正にそれらが走馬灯のごとく明滅したりもする。
だけどこの間に最も大きく変わったのは、人と人の関係ではないかと思っている。
当然ながらお付き合いする人の顔ぶれは劇的に変わり続けたし、私の立ち位置だって次々と変わった。
この間、職場を四回変わったし、自治会や連合会の役員もたっぷりと経験したのだが、
時にはその変化に対応できずに、戸惑ったことだって何度かあった。
そしてその多くが、人と人に関することであって、何時の時代だって人付き合いは難しい。
そもそも人にはそれぞれの品格があって、価値観の違いというか、感性が違うのである。
しかしながら、「人間は人間であることにおいてことごとく平等」だと思って(勘違いして)いて、
横柄な我儘を通したり、欲望や嫉妬を権利や正義と主張して憚らなかったりもする。
だからこそ人付き合いは千差万別で面白くもあるのだが、一面では辟易することもあった。
ともあれ一億総中流と言われて、みんな同じようなものと思っていた私にとっては驚きであった。
残念ながらこの社会は、努力次第で少しずつ格差の生まれる社会であって、
それを不満として怨嗟するのは筋違いなのだが、本人はそうは思わない。
どうやら人間には、明らかに貴賤が存在するようなのだ。
さてこそ人生100年時代、どんな人間と寄り添って生きるべきかを熟慮せずばなるまい。
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