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2018年3月 6日 (火)

苦労など何のその

私の子供の頃、それはみんな必死で生きていた終戦直後の事だけど、何時も叱られていた。

両親が農作業から帰る前に、風呂焚きやらご飯炊き、妹たちをあやしながら味噌汁づくり、

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山羊に餌をやって、石炭をボイラーに運んで・・・って具合に、私の仕事は決まっていた。

当時は遊びたい盛りの小学2~3年生だったろうが、学校から帰るとそれが日課だった。

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いやいや私が特別って訳じゃなく、当時は誰だって、田舎では多かれ少なかれそんなだったんじゃなかろうか。

学校でも、宿題を忘れたとか、何やかや、しょっちゅう叱られていたようにも思う。

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そうして、叱られたくないから頑張るって具合で、如何にも消極的な幼少期を送っていた。

ライオンがシマウマを追いかける時の風景なら、私はさしずめシマウマだった。

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それは30歳頃まで続いて、恥をかいたら・・・、ここで失敗したら・・・、落第したらなどとも何時も強迫観念に急き立てられていたような気がする。

走るってことはライオンもシマウマも同じことだけど、ライオンは御馳走を求めて走っている。

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だけどシマウマは、食われちゃかなわないから必死で逃げているって姿だね。

同じ走るんでもアドレナリンの出方が異なって、どうせ走るならライオンの方が良いだろう。

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その自らの為の走りをするようになったのは、40歳を過ぎた辺りからではなかったか。

そう‥私の自立はかなり遅くって、40歳を過ぎてやっとライオンに追われなくても走れるようになったのだ。

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自分の意志で走るってことは、それはそれは気儘で楽しいことで、正に生きるってことに通じている。

人が本当に生きるってことは、自らの意志で何が出来るのかってことだろう。

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この歳になって、やっとそんな初歩的なことが分かるようになっている。

幼稚と言えば幼稚だろうが、大変な農作業も、日々のランニングも今は実に楽しいんだな。

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追うのか追われるのか、これは同じことをやるにしても真逆の事なんだね。

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