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2018年4月28日 (土)

キャリーバッグ

これからの事が逡巡された一夜のまどろみは、相棒の「もう六時半ですよ。真っ暗だけど起きましょう」の言葉でうち絶たれた。

7時、太陽が真っ青に天空を染め始めた頃、朝食を済ませてスワッコムントの市街地に向けて大西洋岸を走った。

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海岸のすぐ傍らまで散水されて多肉植物が育ち、フェニックスの巨木も街に向かって続いている。

約一時間ほど進むと大会の拠点となるホテルが現れ、その少し先に大西洋に突き出した桟橋、JEDDYが伸びていた。

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その桟橋の先まで進むと、街の北部には赤茶色に染まった砂漠が続いて見えた。

体がこの地に幾分馴染んだのか、昨日到着した時の慄きの様な感覚は既に消えていた。

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空気は爽やかで空はどこまでも高く、気温だって非常に高いとは思われなくなっていた。

展望台に登ったり、世界最大の水晶を見物したりするうち、このオアシスの街の景色が私の体を随分楽にしてくれたようにも感じられた。

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問題は行方不明のキャリーバッグだが、この日の夕方空港から25分後に届けると電話があった。

この報に小躍りし、思わず宿の管理者でもある黒人女性とハグしていた。

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しかし「良かった」と思ったのは一瞬だけで、届いたバッグは同行のOさんのバック一つだった。

空港の職員に問いただしても、明日の晩方には届くかも知れないというだけで一向にらちが明かない。

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二つ一緒に預けた荷物が、何故分割されてしまったのか、色々と詮索してみるのだが・・・。

着の身着のままの衣類は既に4日目になっていた。

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二日目の夜が明け、10時にはコテージを引き払って、大会の準備しているホテルに移る。

果たしてこの新しいホテルに、バッグが届けられるのかどうか、装備品を買い替えるよう街のショップを捜し歩いた。

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しかし寝袋やマットは見つかったが、この街では手に入らないグッズも多いようである。Img_9984

ホテルの部屋で手持無沙汰な時間を過ごす他なく、翌日の10時に迫っている装備品チェックへの対応を考えていた。

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そうこうするうち、午後五時過ぎ、フロントからバッグが届いたとの知らせがあって、私のものかどうか半信半疑で向かうと、紛うことなき私のバッグとの5日ぶりの対面となった。

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これで明日のチェックインに間に合ったと、気分は一気に高揚し仲間と祝杯を挙げていた。

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「旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

出発からトラブルの連続のご様子ですね。
でも流石の山草人!強運が味方していますね。
砂漠🏃のスタート前には無事に荷物も届いて
準備万端( ^ω^)・・今日のゴール目指してファイト
寒暖の差や食べ物の違いでおなか壊さないように
頑張れ~

投稿: 那須のアッキー | 2018年4月28日 (土) 15時11分

ちょっとはらはらした。
でも
荷物が届いて一安心ですね。

外国の旅は
トラブル続きです。

これからも
いろいろとあると思う・・・が
すべては
運が味方してくれる。

すべて
ひっくるめて・・・楽しむしかない。

それより
明日の装備チェックとレースに集中すること
です。
くれぐれも
体調管理と盗難(物を失くす)に気をつけてください。
体が砂漠に慣れるまでは絶対に無理をしないでください。エンジンがかかったらマイペースで飛ばしてください。

投稿: ヒロボー | 2018年4月28日 (土) 21時02分

まるちゃんの笑顔の写真をありがとう!
何はともあれ、お二人とも元気そうで、装備チェックにパスすればスタートにつけますね。
お二人の健闘を遠くから祈っております。

投稿: 弥生 | 2018年4月28日 (土) 21時52分

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