« 天気晴朗なれど波高し | トップページ | 甲斐に向かって »

2018年5月21日 (月)

真実の実在

昨年の今日、ある女性から「ナビブ砂漠に行きませんか」と言うメールがあった。

それから色々と迷ったりもしたけど、散々苦心して最高齢の砂漠257kの完走者になった。

Img_0308

この非日常を体験できたのは、彼女の誘いが契機だったのだから、今は感謝の限りである。

あの道元禅師は、人間の真実の存在は「静」ではなく、動的なもの、動くものだということを強調している。

Img_0317

私達が生きているってことは、人生の時と共に何をしているのかが全てだってことである。

つまり、実在の世界ってのは、日々の変化とその人の動きそのものだってことになる。

Img_0319

人は生きている限り何時かは死ぬし、それまでの間に何が出来るのかが実在ってことだ。

昨日、71kにゴールした後、100kのゴール地点に立って、次々とゴールに向かってくる人達を迎えていた。

Img_0320

100kを走ってきて、疲れとか困憊とかは既に通り越していて、その彼らの顔が実に美しいと思った。

涙を流している人もいたし、微笑んでいる人もいた。

Img_0329

そのみんなが、この一日を通して一つのことをやり通したっていう、その甲斐に満ちていた。

私は71kがゴールだったけど、100kには100kの顔があった。

Img_0333

人間歳をとるということは人生の一面に過ぎないのだが、私達の存在にとっては本質的なことだ。

生まれてからこの方、ずうっと歳を重ねてきた訳だし、それはそれで貴重なことなんだと思う。

Img_0339

世間の人、私を含め凡夫は病むものであり、年々老いゆくのが必然なのである。

そういう新陳代謝を何千年とやってきて今日があるんだから、私もその中に生きている。

Img_0341

「今、動け」私の心の中に、そう呟き続ける何者かが住んでいる。

出来る時にできることをやる‥‥それが「動」なんだと思っている。

|

« 天気晴朗なれど波高し | トップページ | 甲斐に向かって »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/172740/66744883

この記事へのトラックバック一覧です: 真実の実在:

« 天気晴朗なれど波高し | トップページ | 甲斐に向かって »