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2018年5月10日 (木)

第二ステージを終えて

こちらの朝の6時はまだ夜だが、テントの外では焚火がたかれ、その周りに集まって、賑やかに笑いあっている。

みんな少しだけ砂漠に慣れたようで、昨日の朝よりもかなり元気な様子だ。

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昨日剥がれた靴(ゲータ)の修理に余念のないHさんを尻目に、荷物のバックパックへの収納を済ませ外に出ると、一人が立ち上がって「プリーズ」と席(焚火)を譲ってくれた。

どうやら私はこの大会のオールディスとと言うことで、相当な年寄りに見られているらしい。

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とは言え、体の大きな外国人に囲まれて、会話のスビートも早いから、私は成すすべもなく暖を取るのみだった。

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第2ステージは40kで、昨日より3k少ないだけでかなり気分も軽くなっている。

それにこの日は路面も比較的硬く、疲労は昨日よりも軽かった。

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それでもスタートして直ぐにダイナミックな砂丘が広がり、地平線の向こうには湖の様なものが見える。

もちろん蜃気楼で、水に飢えた砂漠の旅人が蜃気楼を追いかける気持ちが良く分かる。

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砂漠と一概に言っても、水の干上がった塩の原やゴツゴツとした石の平原もあって、決して柔らかな砂地ばかりではない。

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石や岩場が続くこともあって、その金属質な石は剥離して鋭くとがっているから、倒れたら相当なダメージになる。

この日は順調に進んで、16:30にはテントサイトに到着することができた。

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私達に続いてロッポンギロケッツの3人も到着して、テントサイトでの夕食を兼ねての歓談となった。

私の2人の連れは、早くも足に豆を幾つも作って、それどころではなかったのだが・・・・

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彼らは三十代の後半の気持ちの良い男達で、今回唯一のグループ参加者であった。

3人が一定の距離を保たなくてはならず、ペースを合わせるのが大変なのだが、完走すれば世界一ということになる。

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ともあれリーダー格の孫さんと、砂丘に沈む夕日を見ながら、少しばかり人生を語り合ったのである。

彼は、若には若いのにしっかりとした信念があって、「自分にしか出来ない生き方をしてみたい」と言う。

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大阪生まれの在日朝鮮人の彼は、ハングルは勿論英語に関西弁もこなすバイリンガルで、自分の境遇を十分生かして、人の言葉には左右されない生き方をしたいと強調した。

確かに人の言葉に左右されがちなのが日本人の欠点なのだが、何をやり何をやらなかったかがその人の人生なのだから、彼の生き方は実に素晴らしい。

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そんな人生観が顔にも表れていて、伸び始めた髭面が殊更逞しく感じられた。

その若さが、まぶしく感じられる若者たちであった。

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「スポーツ」カテゴリの記事

コメント

川島さん、ソンです。砂漠マラソン、本当にお疲れ様でした。
御年齢からは想像できないような力強い脚力、しっかりと拝見させていただきました。本当に尊敬します。
また、ブログに登場させていただいたばかりでなく、身に余る勿体無きお言葉、ありがとうございます。これからも自分にしかできない生き方を、とことん追求していきたいと思います。
また静岡にお伺いすることもあると思うので、今後とも末永くお付き合いいただけますと幸いです。

投稿: 宋 基央 | 2018年5月12日 (土) 11時18分

 ソンさん、色々と愉しい出会いでしたね。人と人、そのわずかな触れ合いの一時が、その人の人生だって思っています。ナビブでの一週間は、まさに世界各地の人たちとの出会いの場で、すっかり非日常を堪能しました。ロッポンギケレッツも頑張っていたし、私たちシニアに何とか完走できました。私も、皆さんのように、もっと若いころから好きなことをやればよかったって、つくづく思いましたね。ソンさんのこれからが、楽しみです。
               山草人

投稿: 山草人 | 2018年5月12日 (土) 21時17分

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