エイジレス社会なれば
団塊の世代が、続々と70歳(古稀)の山を越えようとしている。
つまりここ数年で、高齢者が溢れる時代が来ようとしていると言ってもよい。
とは言え、古稀の爺さんが地球の裏側の砂漠257kを走る時代である。
高齢者はと一括りにできないが、確実にその体力も強くなっているし、活動範囲も広汎だ。
山に登るのも、映画を見るのも、或いは喫茶店で寛ぐのも実は大半が高齢層なのである。
その喫茶店だが、スタバも良いが、もっとリラックスできる茶店が客を集めつつあるという。
各種の消費現場も、高齢者の支持を如何にしたら得られるか、その模索が続いているのだ。
当の高齢者も、昔ながらに家に逼塞して隠居を装っている人もいるが、大半は活動的に関心を外に向けている。
その高齢者のイメージだって、劇的に変わりつつあるのではないか。
しかるにこの社会の仕組みは、年金にしろ医療にしろ、いやいや定年制度だって旧態然としている。
あの民主党が政権を取った時などは、高齢者が若者の職場を奪うなどと言われていた。
高齢者もそれなりに働いて社会に貢献してこそ、超高齢化社会は安定する。
むしろコンビニのレジやホテルのウエイターなど、高齢者に打ってつけの仕事ではないか。
あぁ~それに農業(農場)にも、高齢者の仕事は無尽蔵にある。
高齢者をうまく巻き込むことが出来れば、農業だって発展が見込めるのである。
ともあれエイジレス社会は、高齢者を奮起させる制度設計と、私達の頑張りにかかっている。
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