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2018年5月15日 (火)

安らぎのひと時

もう陽は高く、外の賑やかさに寝袋を這い出た。(4時間ほど眠ったようで)8時だった。

テントサイトには、暫しの安らぎに笑顔が溢れていた。

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陽が登ると流石に熱く、仲間たちは三々五々テント下の日陰を求めて憩っている。

今朝までのレースを終えて、この一日は唯一のオフなのである。

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とは言え、11時近くになって最終ランナーがゴールしてきて、私達はその粘り強い仲間を熱く出迎えていた。

テントが囲む広場には40か国の人々が入り混じり、お互いの気持ちを伝えあっている。

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それにしても英語圏の人達が多く、私達アジアの人間にはハンディーがある。

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しかし、今回最大の韓国勢は、もてる英語力を駆使して活発に歩き回っていた。

意思疎通は英語に頼る他ない訳だが、私の付け焼刃の英語力ではさすがに限界があり、それをを思い知らされた。

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その分、何くそって、次の機会への語学力向上への励みになった気もする。

ランナーの多くが足を豆で血だらけにしていて、この日は一日中メディカルテントに行列が出来ていた。

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田中君などは、親指が二倍にも膨らんで、チマメで真っ赤になっていた。

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それでも弱音を吐くことなく、頑張ってきたんだから日本男児も見上げたものである。

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あのセミブロの若岡さんも右足を捻って大きく腫らしていたが、それでも弱音を吐かなかった。

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私もシップ布を提供したのだが、「何としても現在の4位を死守したい」と痛さをこらえて走る覚悟だ。

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誰もが多かれ少なかれ、ここまでのレースでダメージを抱えていたのだが、私に関しては豆はたったの一個で、それも二日目には完治していた。

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テントサイトの話題は、やはりグレイトレースに関することが多い。

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この大会の主催者は、ナビブ、ゴビ、アカダマ、南極のレースを基軸に、ハワイ島やカンボジア、ニュージーランドなどでもレースを開催している。

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今回のコンペティッターには、これらのレースに複数回参加している人も多く、どうやら過酷なレースであればあるほど、それが病みつきになるようだ。

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人は、テーマパークであれ映画や読書であれ、非日常を希求するもののようで、主催者はめったに体験できない体験の場を提供するのだ。

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そんなリピーターの話を聞きながら、日がな砂漠の一日をゆったりと過ごすのである。

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テントサイトの傍らには、あのキソウテンガイが息づいているし、ヒンバ族の人達が民芸品を並べている。

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全て彼らの手作りのようだが、産業の(鉱山の他)ないこの国の人達の生活を思う。

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ともあれ、やがてランナーたちのシルエットを残して陽は西に沈み、私達は明日への準備に余念がないが、だがレースは残すところ二日だけなのであった。

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