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2018年7月 9日 (月)

夢幻の如く

豪雨禍を残して、一気に梅雨が明け、いよいよ夏本番である。

入道雲が勢いよく湧き上がり、蝉が鳴いてヒマワリが咲き、あの夏のパターンに突入である。

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と言っても、隠居の私の毎日は何一つ変わることなく、平穏無事に過ぎ去っていく。

「そうだ。俺は隠居だ。」と思いつつ、何故か幸若舞の「敦盛」の一節を思い出した。

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「人間五十年、化天のうちを比ぶれば 夢幻のごとくなり・・・・」の、あれである。

果たして、これまで生きて来た時代が化天だとは思わないが、確かに来し方は夢幻かも知れない。

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敦盛は「どうせ人生五十年なら、思い切って生きるさ!」って雰囲気もあるが、源氏の武将〇×は敦盛を討った後、世をはかなんで隠居し出家の道に入る。

ともあれその後幸若の「人間五十年」は、定年退職(隠居)の年齢として昭和末年頃まで続くのである。

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長寿社会を迎えた今日では五十はまだ青二歳の感があるが、隠居してから大きな仕事を残した人だって多いのである。

例えば伊能忠敬(演じた加藤剛が80歳で亡くなった)しかり、「民間省要」を著し幕臣となって治水事業に貢献した田中丘隅などである。

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つまり隠居してから花開く人だってあるって訳で、私の隠居道を如何にせんと考えた訳だ。

隠居とは言ってもまったくの自由人で、そこそこ金はあるし、もちろん時間はたっぷりとある。

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体力・知力だってまだまだ・・・・と思いながら、これを気のままに遊蕩三昧で過ごして良いものかどうか?

そして最大の問題は、何に取り組むかということと、如何にモチベーションを維持できるかだ。

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書き進めている著作「時のしるし」は、妄想と現実の狭間で難渋しているし、自分の能力にも限度がある。

世のため人のため、そして自分の為に何が出来るのだろう・・・・と逡巡する毎日だ。

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