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2018年8月 4日 (土)

田子の浦

万葉歌人赤人の「田子の浦ゆ うちいれば 真白にぞ 富士の高嶺に 雪の降りける」は情景を表してあまりある名句かと思う。
その田子の浦港の白灯台近くに、赤人の句碑と共に田子の浦臨海公園が整備されている。

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その白砂青松と富士山のコントラストが美しかったこの臨海も、高度経済成長期には製紙ヘドロが大きな問題となり、典型的な産業公害として当時の話題をさらった。

日本を代表する景観がヘドロの海に、そして今日、改めてこの地域の自然が見直されようとしている。

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一つは幕末のロシア船ディアナ号の転覆の地がこの浜であったこと。
そしてもう一つが、「ゼロ+3776m」が再発見されていることだ。

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海浜公園の一角には、3776cm(富士山の100分の1)のモニュメントが出来ている。

実は世界中探しても、その裾野の末端を海に沈め、すらりと3700m余も立ち上がっている名峰はないのだ。

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それがSNSなどで知られるに至って、今では諸外国の田子の浦から富士山頂を目指すチャレンジャーが激増しているという。
3776mの達成感を求めて集まるのだが、ただしかし、これは半端なことでは為し得ない。

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実はこの発想は、我がH田氏の企画・実行した富士山頂往復マラニック(ゼロ富士)に源がある(と思っている)。
十数年前に始まったこの企画は、田子の浦の(潮水をフィルムケースに詰めて)灯台をスタート、この潮水を富士山頂の標柱に捧げ、再び田子の浦に24時間以内に帰るものだ。

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夜を徹して富士山に登り、三千メートル超の過酷な自然と岐路の熱暑は、決して安易な妥協を許す物ではない。
実は昨日・今日と、第16回目となるこの大会が開かれて、私も山頂で迎え隊の一員として参加したのである。

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何度もこの大会に挑戦してきた私ではあるが、流石による年並み、夜を徹して田子の浦から走って富士に駆け上がると、

寝不足と過労で、必ず7合目以降が高山病で進めなくなってしまうようになった。

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それで支援隊の一員として、孫二人を連れて参加と言うことになったのである。
さても次々と山を駆け上がってくる、あの躍動する脚力に改めて人間の美しさを感じた。

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「スポーツ」カテゴリの記事

コメント

第16回富士山頂往復マラニックお迎え隊大変お世話になりました、昨年も8合目から苦しんだお迎え隊、今年は隊長なんて!ほんと不安いっぱいでしたでも川島さん達が同行して頂けてほんと助かりました。この登りだって以前は走って登ってたんだと一歩一歩登るのですが、今回も苦しみました。
でもお迎え隊みなさんの協力あって無事終えることができました、ありがとうございました、今回も川島さんの力強さにまたまた頭が下がります、お疲れ様でした

投稿: うっちゃん | 2018年8月 6日 (月) 08時06分

 隊長さん、本当にお疲れ様でした。八合目に着いても疲れで食事も出来ず、そして翌朝も吐きながらも頑張って山頂へ。
 それから息つく暇無く、7時間でしたからね。
田子の浦からのランナーも、そりぁ大変だけど、出迎え隊も思いの他、過酷でしたよね。
 ともあれ、無事に大会を終えたことを喜びましょう。ご苦労様でした。
             山草人

投稿: 山草人 | 2018年8月 6日 (月) 17時45分

兄貴、過酷なお出迎え隊仕度登山お疲れ様です。
重い荷物背負って、吐き気と戦い登山とは・・・・
先月、私も娘と富士宮五合目から登山しました。
93歳のお婆さんが、下山して来て驚きました。
娘は、七合目でリタイヤ
私は、山頂まで登り御殿場コースを走って下山でした。
沢山高山病で苦しむ子供や大人達を見ましたよ。

私は、ゆっくりなので大丈夫でしたが、荷物多かったり、急いで登ると、富士山は、厳しい様すね。

投稿: ひろ | 2018年8月10日 (金) 13時15分

 なんと、愛娘さんと登山とは、羨ましい限りですね。高山病は体調もさることながら、なり易い体質も有るようですね。
 私間場合は、孫が動けなくなったのが七号目の三時過ぎでしたから、もう何とかして担ぎ上げることしか考えていませんでした。孫とは言っても40kもあって、痩せた爺さんが負んぶして八合目まで登ったんです。必死でしたが、疲れました。登山は、健康でなくっちゃ駄目だね。
              山草人

投稿: 山草人 | 2018年8月10日 (金) 20時51分

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