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2018年8月 7日 (火)

富士の裾野

富士山が独立峰ということもあるが、その裾野は駿河湾から甲州まで、広大に広がっている。
だからこそ日本一の高さ(3,776m)となるのだが、遠くから見た目に美しい富士は岩山だ。

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当目に雪をいただいた富士は、何と麗しいと思うのに、登ってみれば冷えた溶岩がむき出しなのである。
だから大沢崩れなどの沢にも水はなく、降った水は地下に沈み込んで、川を発達させなかった。

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NO2の北岳や穂高などの山々は沢伝いに登って行くのに、私達はあの裾広く広がった斜面を根気強く登る他無い。
「男子の境涯、寄せて芙蓉の第一峰にあり」と言ったのは、幕末の横井小楠だったか。

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富士山頂を目指す多くの人々が、そんな気分を共有しているのだと思う。
ともあれ、直ぐそこに山頂が見えているからこそ、軽装でも目指す人が多いのである。

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これを私達の人生山に置き換えたら、その山頂(何をやりたいのか)が見えているだろうか?
そしてその山頂は、自分の人生のテーマと言い換えても良いかも知れないが、

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こいつを意識して生きるのと、無意識で生きてしまうのでは、人生は全く別物になる。
目指すべき所があれば自信を持って歩くことが出来るし、自分自身を見つめることも、孤独との闘いにだって耐えることが出来る。

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富士山にはもう二十回ほど登っているが、何時だって楽になんか登れなかった。
高みに登れば登るほど予想外の困難と遭遇する訳で、やはり裾野が大事だと思う。

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どんな少年・青年時代を送ったのか、如何ほどの試練を経てそこまで来たのかってことだ。
残念ながらこの期に及んでは、自分の人生の裾野を広げることはかなり難しくなっている。

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それでも志しだいで、まだまだ高みを目指すことが出来ると(富士山に登る度に)思う。
要は、自分の人生を生ききることだと思う。

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