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2018年10月18日 (木)

裏腹

「面従腹背」などと題して出版した元文科省事務次官がいるが、殊更意図的な臭いがして、あまり好きにはなれない。
正義を貫くなら、何故徹底的に貫き通さなかったのか(後で言うのは卑怯)と思うからである。

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そもそも官僚にとって、組織の決定は絶対的なもので、これが乱れたら組織(国)なんてメチャクチャになっちまう。
ともあれ世の中(人の世)は、思うようにはゆかないもので、結果は意外な展開を見せる。

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例えば卑近な例だが、我が愛妻は家政科を卒業した料理の専門家である。
さぞかし、毎日ヘルシーで美味な食事にありつけるのだろうと、三顧の礼で結婚した。

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ところがその笑窪が痘痕であることに気づくのに、なんと三日と要しなかった。
塩と砂糖を間違えるのは日常茶飯事で、弁当箱を開けるのもおっかなびっくりだった。

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あれから40年、すっかり粗食に馴染む生活をしてきたのだが、意外やこれが良かった。
美食は早死にの元らしく、満腹を繰り返すと大抵は若死にするらいしのだ。

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つまり、妻をめとらば料理下手に限るのであって、まずければ腹八分目で箸を置くだろう。
而して私も粗食にならされて、骨と皮ばかりに細っては居るが、いたって健康である。

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親もかくのごとしで、あんまり親孝行をしすぎると、呆けたり死んでしまったりする。
私の母親は93歳になるが、この不肖の息子が見ていられないらしく、屋敷の草を探し回っている。

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息子が草一本取らないで遊び回っているとこぼしているが、なぁ~に喜んでいるのである。
自分が頑張らなければこの家は草まるけになっちまうと思えばこそ、元気はつらつなのである。

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かくの如くこの世は上手く出来ているのであって、最近では料理下手の細君を見直してすらいる。
それにしても、掃除も片付けもしないのは困ったもんだが、これは俺にヤレってことかなぁ。

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