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2018年10月 8日 (月)

古来征戦

ヨーロッパ、中国、この島国の日本を問わず、人間の歴史は戦争と征服の歴史だ。
大量破壊兵器が登場して、流石に簡単には戦争ができなくなったが、人間の性根のどこかに闘争本能が眠っている。

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戦争など良いことが何一つ無いのに、それでも争いの絶えないのは、その性根に因がある。
大河ドラマや映画だって、最も盛り上がるのが何故か戦争場面で、そこに深い感情すらが生まれる。

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唐詩には辺塞の歌が多いが、それ程に人々の心を深く捉えていたのだろう。
「葡萄の美酒 夜光の杯 飲まんと欲して 琵琶 馬上に催す

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 酔うて沙場に臥すとも 君 笑うことなかれ 古来征戦 幾人か回る 」(王翰)
匈奴を相手にした凄惨な戦火の続いた時代の、出征兵士の悲哀の歌である。

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もとより戦陣の経験は無いが、かつて私も企業戦士として働いていた。
そしてあの頃の気持ちは、或いは出征兵士の心情とさして違わなかったのでは無いかと思っている。

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かてて加えて、最近までのウルトラマラソンに出かけるときの気持ちは、相当な決意で臨んでいた。

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古稀を越えた今日、流石にもっと楽しんだ方が良かろうって気持ちに移りつつあるが、やはり何処かに古来征戦の気持ちが残る。
幕末の勤王の志士たちがそうであったように、長寿よりも何を成し得るかに価値を置きたいのだ。

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かくして人間というヤツは、平穏無事では満足できないやっかいな生き物であるらしい。
人にはいつも、何らかのドラマが必要なのだ。

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