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2018年10月 9日 (火)

老耄

唐の時代の王烈の詩に「紅顔 歳々 金微(匈奴の山)に老い 沙蹟 年々 鉄衣に臥す・・・」とあった。
長年国境の地玉門関に遠征し、何時の間にかこれ程歳をとってしまったというのである。

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いささか書き出しが大袈裟になったが、私にもかれこれ30年近くあちこちを走ってきて、王烈と同じような思いがある。
先日の浜名湖一周マラニックで、ある人に「あなた、何故今年は60kなの?」と問われた。

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100kのウルトラを毎年6~7大会も走ってきたのに、今回は何故60kなのかと言うのだ。

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そして口からこぼれたのが「もう、ロートルだから」って言葉だった。
「年々歳々花相似たり 歳々年々人同じからず」と言いたかったのである。

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心身の健康を養わんとして40歳から始めたランニングが、何時の間にか生涯の楽しみになっている。

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友と競い・語らい・飲み、そして笑い励まし合うこのスポーツは、私には不可欠なものだ。
とは言え、激しく体力を消耗するウルトラは少しずつ減らし、身の丈に合ったレースへと変えねば長続きしないだろう。

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定年退職してから、既に10年をとっくに超えている。いまや老耄!!
これをオイボレと読むのかも知れないが、当の本人にはとんとその実感が無い。

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今日も昼までに何時もの山を3時間走ったし、それもフォームを気丈にすべく努めていた。
午後は何時もの農作業をこなし、ハクサイやらキャベツ、大根の畑がよみがえった。

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確かに「いまや老耄」かも知れないが、その老いに少しずつ惚れることが大事なんだろう。

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惚れるとは平常心を失って、ぼんやりとした放心状態を言う。
青春時代も今も異性にぞっこんなのは変わりないが、その老耄とやらに少しは惚れてみようと思っている。

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それにしても、一年一年歳をとるってことは、それはそれ味わい深いものであります。

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