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2018年11月 4日 (日)

小笠山の秋

本来の予定なら昨日から今日に掛けて、越後から信州への塩の道を辿る事になっていた。
それが佳江さんの突然の逝去で中止になって、今日は彼女の追悼を兼ねての小笠山ウオークになった。

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呼びかけに集まった6人で掛川駅をスタートし、二時間半で山頂(標高264m)に到着した。

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すると丁度多聞神社の祭礼の行列がやってくるところで、暫しこの地区の神事を拝見。
その下の段では流鏑馬が行われていて、私達もその矢を射させて頂くことになった。

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的は100mほど先で、軽く引いてと指導されても、どうしても力が入ってしまう。

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たかが弓矢なんだろうと、那須与一の心境で遙か先の的を射たのだが、矢は思いも掛けない方向に飛んでしまった。

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ともあれ、今日は小笠山神社の祭礼の日で、神社前で地域の人達と共に昼食である。

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おでんや御神酒まで戴いてしまって、すこし足元が心許なかったが、小笠池の周りをぐるりと一周することになって、

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湖畔の自然、例えばイワタバコの群落などを楽しんだのだが、途中は台風の影響が激しく、一周するのに40分近く要してしまった。
再び山頂にとって返し、今度は「6枚屏風」に立ち入ったのである。

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この6枚屏風は、小笠山の中でも最も奇観と言うべきところで、自然の力とこの山の組成を象徴している。

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切り立った礫岩が年月を掛けて削られ、屏風を二枚重ねたように連なっている。
小笠山はちょっとした里山だが、シダ類やカンアオイ、イワタバコを始めとして独特の植生があり、その逐いちを観察しながら、秋の小笠山を堪能したのである。

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小雨が降り始めて、慌てて急ぎ足で掛川駅(掛川城大手門)近くの万屋に着いたのは16時だった。

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ここのおでんを頂きながら、話はやはり往年の佳江さんの話題になって、中々にして彼女の面影は失せないのだろうと思う。

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この晩秋の一日、人々の営みは何も変わること無く営々と続いている。

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ハイカーがいて、祭りがあって、村の衆の営みも、その中に些か傷心の私達が紛れ込んだ訳だが、そうやってやがて彼女も思い出の人になるのだろう。

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コメント

佳江さんは亡くなってしまったけど、生きているときよりも一層私達の心に深く刻まれました。佳江さんはこんなにも私達に良い思い出を遺してくれたのですね。佳江さん、ありがとう。

投稿: そよこ | 2018年11月 4日 (日) 20時38分

 人間って、何なんでしょうね。私などは、気張って気張って、精一杯気張って生きようとしていますが、その割には存在感がありません。何の飾りっ気も無く生きた佳江さん、その彼女が人の心に染み渡っていたんですね。人が生きるって、奥が深いなぁって思います。
               山草人

投稿: 山草人 | 2018年11月 4日 (日) 21時55分

佳江さんは外見には可憐で可愛らしい、その実大地に根を張り風雨にさらされても毎年花を咲かせる強さを秘めた野の花のような方でしたね。

投稿: そよこ | 2018年11月 4日 (日) 23時37分

 そよこさん、その通りです。全く同感ですね。
                 山草人

投稿: 山草人 | 2018年11月 5日 (月) 19時36分

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