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2018年11月 5日 (月)

年たけて

イノシシ生まれの皆さん中心の走る会、「うりうり会」の仲間に加えて頂いた。
と言っても私は一回り古手のイノシシで、毛並みもかなり薄くなっているのだが、無理にお願いしたのである。

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今日はその中の何人かで、金谷宿から袋井宿までの25kを走ろうと言うことになった。
それで、秋の日の一日を昔の街道を辿りながら、その風情を楽しむべく参加したのである。

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9時に金谷駅に集合し、石畳を登って諏訪原へ、そして菊川宿から小夜の中山へと登っていく。

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もそも東海道が開かれたのは、鎌倉時代になってからのことで、それ以前のは東国には街道らしいものは無かった。
小夜の中山も中々の険路だった筈で、その峠の久遠寺の近くに、西行の句碑が建っている。

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そこには「年たけて また越ゆべしと 思いきや いのちなりけり 小夜の中山」とある。

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西行最晩年69才の時の詩で、二度目の奥州へ向かう途中、この峠で詠んだ歌だ。
彼の奥州への旅は、東大寺の大仏建立のための砂金勧進で、途中鎌倉に立ち寄って、頼朝と流鏑馬などの話をしている。

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ともあれ、69才の西行にとって、再びこの峠を越えて東国に向かうなどとは、考えても居なかったのである。

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その句碑の裏側には「風なびく 富士のむぶりの 空に消え 行く手も知らぬ わが思いかな」とあって、富士山が噴煙を上げていたのである。

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とまれ月曜日であり、この昔の街道に人影すら無く、やがて私達は日坂の宿にさしかかる。

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その日坂を出たところに、室町から続くとされる事任神社がある。

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先日の台風24号でここの名物杉(夫婦杉)が倒れ、既にその杉の根が祭られていた。

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やがて掛川の宿場に入り、七曲がりを辿って掛川城へ、そこでの昼食である。

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その先袋井宿までの10kは、松並木を辿ったりしながら淡々と走った。
そして15時近く、袋井の東海道どまんなか茶屋にゴールしたのである。

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ほんの一時雨にも降られたが、和気藹々の街道走り旅は心豊かに終えることが出来た。
皆さん、仲間に入れて頂いて感謝です。有り難う。

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「スポーツ」カテゴリの記事

コメント

こちらこそ、参加頂きありがとうございます。
今回、7名の参加者のうち、うりぼうは三頭だけでしたね🤗秋の一日、あれやこれやおしゃべりしながらのランは最高の贅沢でした。
来月のゴールランも宜しくお願いします❣️

投稿: 弥生 | 2018年11月 6日 (火) 22時31分

 どういたしまして、老いぼれのイノシシが一頭紛れ込んで、何かとお世話を掛けました。だけど気持ちは、一回り下の皆さんと何にも変わっちゃいないんですよ。これは、不思議(?)だなぁって思います。
 さても、来月はいよいよ東海道のゴールですよね。私も最初から入れて頂いてれば良かった。ともあれ、盛大なゴールにしましょう。
                 山草人

投稿: 山草人 | 2018年11月 7日 (水) 07時56分

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