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2018年12月27日 (木)

冬の思いで

遙かに・・・そう既に70余年も生きてきたから、その数だけこの冬との出会いを過ごしてきた。
年末に正月、それに冬休みもあったんだから、さぞかし多くの思い出があるだろうと思ったが、意外に冬の思い出は少ない。

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日長が短い上に、進学や年度末に向かって急かされることが多かったからだろうか。
強いて思い出せば、子供の頃の氷遊びやら、火鉢の火で焼いた餅、炭の炬燵でのうたた寝くらいだろうか。

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青年期にはスキーやスケートの思い出もあるが、やはりミカンを山ほど食べたのを思い出す。
何故かその後の記憶がボコッと抜けているのは、現役時代には夏も冬もなかったのである。

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その季節感の復活した老境にあって、改めて冬の思い出を回顧しているのである。
かつて我が家では、年末には朝から大量の餅をついて、午後には叔父達がその餅を取りに来た。

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暗いうちから薪を焚いて餅米を蒸すのが私の当番で、臼で餅をつくのが親父の役割だった。
ある年親父が寝込んで、その全てが私に回ってきて、早朝から昼頃まで杵を振るい続けた。

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あまりの重労働に、翌日は腕の扁桃腺を腫らして学校に行けなかったのを覚えている。
当時の正月用の餅は、まさに親戚の絆だったのである。

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今では餅もスーパーで買い求める申し訳程度のものになって、冬の風物詩も遠くになった。
ともあれ今年の冬はどうやら歴史的な暖冬のようで、冬将軍もかなり遠慮がちである。

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お陰でタマネギ以外の野菜は軒並み安値で、それにアブラムシやヨトウムシが生きている。
私の育てているホウレンソウも、昨年と打って変わって幾分の安値のようである。

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やはり冬は思いっきり寒く、夏は暑い方がメリハリがあって良い。


私の冬の思い出は、既に幾重にも積み重なってきているが、昨今はその記憶よりもその季節の味わいの深さにある。

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折角迎えるこの冬を、如何に思い出深いものに出来るか・・・ってな感じかな。

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