六十のお婆さん
古稀を少しばかり過ぎたばかりなのに、近頃「お若いですねぇ」と世辞を言われることが多くなった。
やはり見た目にもやはりそれなりの年格好なのであって、奴らそれを承知でご機嫌を取っているんだ。
そんな馬鹿な、聞こえないから仕方ないだろうって反論していたが、どうやら私の耳に原因があるらしい。
だけどこの70余年ってえのは大変な年月なんであって、例えば水で考えてみる。
それでもやがて井戸にポンプが着いて、ギーコチョン・ギーコチョンって景気よく水が出るようになった。
それまでは井戸で水をくんで、バケツで屋内の風呂桶を満たすのが学校帰りの私の仕事だった。
しかしあれだね、年齢ってヤツは中々微妙で厄介なもんだね。
すると60才くらいと思われる元気な声が聞こえてきて、「少し、遅れます」と了承を取った。
すると突然車内が騒然となって、「しまった!!」と思ったが後の祭り、車には男二人に姦しい女性4人が乗っていたのである。
そのぉ~あのぅ~、ホラ「村の渡しの船頭さんは、今年60のお爺さん♪」って歌うでしょ。
しかし姦しい女性陣の怒りは一向に収まらず、迂闊に年齢を口にしたら怖いことを実感した次第だ。
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コメント
兄貴、以前も書きましたが、自分では余り意識して無いですが私も若くみられます。
仕事では余り得をしませんが、遊んでると良いかも…
女性は幾つになっても乙女心を持ってますから、自分で婆あって言っても合わせたりしては成りません。
去年富士山を下山する昭和2年生まれのお嬢様とお話しさせて頂いた時も、お名前を尋ねるとご自分の名前にちゃん付けて教えくれたから
○○ちゃん写真撮ろ〜って言ったら喜んでました。
兄貴の場合歳上だから怒るでしょ〜そりゃ
常々言葉気を付けなきゃいけませんね!笑笑
投稿: ひろ | 2019年1月18日 (金) 12時58分
ホント、私としたことが抜かってしまったね。姦しき女性(決して婆さんじゃない)達の琴線に触れちゃった。
実はボラガイトの方は78才で、若々しい声で知られているんだとか。私が言いたかったのは「歳は78才だけど、声は60才のお婆ちゃん」ってことだったのに。とほほ・・・
山草人
投稿: 山草人 | 2019年1月18日 (金) 18時25分
兄貴、乙女の琴線ならまだ可愛いですよ。
私は、相棒の逆鱗に触る事の無いように日々生きてます。
これが試して来るから怖いんだよね!笑笑
触っちゃいけない場所、撫でる方向次第で、鬼にも猫にも成るのが女性ですね。
でもそれ可愛いんですよ。
投稿: ひろ | 2019年1月18日 (金) 21時18分
私の場合は「渡る世間は、鬼ばかり」って次第で、節分には、内の中に向かって「鬼は外」って豆を蒔くんだけど、さっぱり効き目はありません。どうすりゃ、いいのかなぁ~!
山草人
投稿: 山草人 | 2019年1月19日 (土) 20時44分