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2019年3月 3日 (日)

オアシス2

ナビブ砂漠は世界最古の砂漠とされ、アプリコット色の砂丘群が5万㎢にも渡って延々と連なっている。その砂漠には、世界最大の水晶岩やウラン、更にはダイヤモンドなど、まだまだ未開発の地下資源が眠っているらしい。 

夕方になって宿に帰ると「今夜、荷物を届ける。」と空港から電話があったとキュートな黒人娘が言う。「やった。」男は思わず娘をハグして歓声を上げた。その旅行鞄には、レースに必要な全ての装備品が詰まっているのである。

だが歓びは束の間、やがて届いた荷物は澄江のバックだけで、男の荷物は不明だと言う。明朝にはこのコテージを出て、大会の準備したオアシスのホテルに移らなければならない。それに、このウォルビスベイ空港への便は、一日に1便だけだ。明日届かなければ、装備品チェックに対応できないことになる。

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翌日、世話になったコテージを出て、オアシスの中央に位置するスワコップムントホテルに移った。ホテルはドイツ占領時代からの歴史ある施設らしく、19世紀末にこの地で起こった様々な出来事を彷彿とさせるような気がした。その豪奢なホテルには、世界各地からの競技者が次々と到着し、こもごもに挨拶を交わしている。中庭のプールサイドでは、強い太陽光線の下でカナダ人女性二人がビキニ姿で日光浴をしている。白人は、常に太陽を求めるものらしい。

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その晩、フロントから「荷物が届いた」と連絡があった。この地に着いてから真ん丸三日、遂に必要な資材が整ったのである。

 

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